Digital Cameras


Canon IXY 620F

2014年10月18日に購入。アマゾンのタイムセールで新品が9980円でした。デジカメも安くなったものです。1200万画素なので、手持ちのデジカメでは最高画素数です。

2011年に210Fというイクシのエントリー機を購入したのですが、そんなに納得行く買い物ではなかったので、父に譲りました。

このカメラを購入した主な目的は、子どもの写真を撮るためです。10倍ズームで手ブレ補正がついて、これだけコンパクト、というのは、今となっては普通なんだと思いますが、ちょっと吃驚しました。子どもを撮るにはぴったりのカメラだと思います。一眼レフで240mmのレンズとなると、価格的にもサイズ的にも手頃な感じにはなり得ません。

画質については、コンパクトデジカメだな、という感じです。

ただ、子どもの写真って、画質云々よりは、ちゃんと写っていることの方が重要な場合が多いことも事実です。スマートフォンのノイズを無理に滑らかにしたような写真よりは、ずっと綺麗です。わざわざデジタル一眼レフを持ち出すまでもないけれど、写真は撮りたい、というときになくてはならないカメラ。

バッテリー接点の接触が悪い、という不具合でリコール対象になっていたので、買ってすぐ点検に出しました。何かが交換されて帰ってきて、不具合なく使えています。

RX100とE-P3とその望遠ズームレンズを入手したことにより、必要性がなくなってましたので、妹に譲りました。

2018年10月


Canon PowerShot G10

2009年5月2日に購入。カメラのキタムラで3万8800円でした。キヤノンのコンパクトデジカメのフラッグシップでありながら、下のイクシより安い。

イクシ910ISを手放して、やはりコンパクトデジカメがあった方がいいな、と思うようになりました。ディジタル一眼の高画質は圧倒的で、コンパクトデジカメのそれと比較するまでもないことは確かではありますが、ポータビリティは驚くほど悪い。ちょっとカメラを持って行こう、という気持ちになれません。

コンパクトデジカメの主な用途は、ディジタル一眼を持ち出す気はないけれど、ちょっと写真を撮りたいときに使うのと、あとはサイト用素材の撮影です。

そうして考えると、ポケットにおさまるような小さいものがいいようにも思えたのですが、絞りとシャッター速度を自由に変更できないのはやはり不便だと思い、マニュアル機能の充実したものがいいな、と思うようになりました。

パワーショットG10にしたのは、画像処理エンジンの、すっきりとしていて比較的派手な色が好きなのと、G10のRAW形式が30Dと同じで、アプリケーションを新たに導入する必要がないこと、ISO感度と露出補正がダイヤル操作で使いやすかったこと、フラッグシップの割りに安いことなどが理由です。

画素数が1470万というのはちょっとやりすぎだと思います。RAWとJPEGの同時記録で撮影しているので、1コマあたり18MBもの容量を喰います。最近はメモリーカードが安いので致命的な問題にはなりませんが、バックアップ用のディスク容量を気持ちいいほど圧迫してくれます。私としては500~800万画素程度で、もうちょっとノイズレスにしてくれた方がずっと嬉しい。あと、画質を優先するならば、感度はISO200までと考えた方がいいと思います。

ちょっと使ってみたところ、電池のもちもいいですし、きびきびと動作するカメラです。また、私がキヤノンに慣れているからだけかも知れませんが、操作するときにストレスをあまり感じません。設定したい項目をさっと設定できる。そして28mmからの5倍ズームも、私の常用画角+テレ側を少し長めにカヴァーしてくれます。

マニュアル設定が充実していて、シャッター速度と絞りも当然設定できるので、物撮りのときなどに重宝します。AFフレームを移動できるのも便利。

高機能ではありますが、ボディサイズが大きく重いことから携帯するには不向きなカメラでした。また、高画素化しすぎてノイズが目立つのも問題でした。

携帯性を犠牲にするのならば、ディジタル一眼レフが圧倒的に画質がいいので、結局使う機会は少なくなり、近くのカメラのキタムラで売却しました。

2010年9月末


Canon IXY Digital 910IS

2007年10月20日に購入。久しぶりに新品で購入しました。当時としてはそこそこ安かった3万9000円。

下に掲載している300aに対する画質的な不満はありませんでしたが、
1.電池がもたなくなってきた(3つ持っているのに)
2.135システム換算で35mm相当は画角が狭い
3.今日的な視点から見るとボディがいささか大きく重い
4.LCDが小さい
といった不満が出てきたのが購入理由です。更にパワーショットS30に画素欠けが出てきて、メインで使える最新機能を搭載したデジカメが欲しかったということですね。

「最新機能」を具体的に言うならば、28mm相当からのワイドズーム、大きなLCD、光学式手ブレ補正といったところで、イクシシリーズとしては購入当時このカメラしか、この3つの要素をクリアしていなかったと思います。だから迷うことなく910ISを購入しました。

実際に撮影してみると、300aのありえないほどのノイズレスかつ鮮やかな画像に見慣れていたこともあって、とても落ち着いた、地味な色です。ノイズもさすがに多い。やはりこのサイズの撮像素子を800万画素で使うのは無理があるようですね。また28mm相当のワイド端で撮影すると周辺部が思い切り流れます。中心部はきちんと解像しているにしても、気になる人はちょっとダメでしょうね。

ISの効果ははっきりとは分かりません。一眼レフ用ISレンズのようにシャッター半押しでファインダー像の揺れが止まる、という感動は味わえません。室内などで撮影すると「ブレてダメかな」と思える暗さでも撮れることもありますが、どのあたりが限界かの見極めが必要です。ISにだけ頼らず感度も上げておくと、概ねいいようです。

色については、「マイカラー」という機能で「ポジフィルムカラー」を選択すると、私の好きな彩度が高めの画像になります。ノイズは最低感度でも多めですが、ISO400くらいまでなら何とか使える程度にはノイズリダクションが優秀になっています。

ただし、コンパクトデジカメとしては充分な性能です。135システム換算28mm相当の画角は嬉しいですし、ボディが小さく薄く軽いので持ち歩くにも便利です。電池も350枚くらいは撮れますから、300aの3倍超です。

操作性はとてもよく練られていて、頻繁に使う機能へはワンボタンでアクセスできます。また、3インチと大きく明るいLCDを搭載しているので撮影も再生も快適です。300aは1.5インチですから、面積にして4倍。

いくつかの不満は述べましたが、結果的に300aをリプレースする形にはなりましたから、トータルで見るといいカメラだと思いますし、気に入っていることも確かです。デザインも好みですしね。

ディジタル一眼をメインで使うようになってから、このカメラを会社に置いておくことが多くなりました。サイト用の素材を撮ることがあるので、会社にひとつあると便利なんです。

そんな経緯であまり使っていないときに、同じフロアにいる別会社の人が「ちょっとデジカメを使ってみたい」とのことなので、自由に使ってください、ということにしておきました。そしてまあ、もし気に入られたなら格安でお譲りします、と。

結局、2008年の年末にCDプレイヤー(オンキヨーC-777)と交換、ということで手放しました。

2009年5月2日


Canon IXY Digital 300a

2004年6月7日に天王寺のソフマップで購入。中古で1万5800円。

出来の悪かった初代イクシ・デジタルから一転、フィルターが原色化され、画像処理エンジンが一新された後継機200/300から画質と色も改善されました。200は初代と同サイズなのに対して、300は大きめのボディに3倍ズームを搭載します。そして、200a/300aは200/300から操作性を向上させたマイナーチェンジ・モデル。発売は2002年4月。

カメラとしては基本的にフルオートで絞りやシャッター速度は自動設定されます。ただ露出補正、ホワイトバランス、色効果を設定できますから、意図した露出を得るのは容易い。

電源は専用のリチウムイオン電池で、メモリー効果の出る単三型ニッケル水素電池よりはメインテナンス性が高く使いやすいと思いますが、容量が少なく再生しながらだと120コマ程度しか撮れないので多く撮る人には予備が必須でしょう。私も予備を購入しました。ひとつあると安心です。

撮った画像の色は大変に鮮やかです。いわゆる記憶色系チューニング。しかも、不自然な鮮やかさではなく、晴れの日はもちろん、曇の日でもしっかりと色が出ます。ただ、解像性能はあまりよくなく、木々などの細かいものを撮るとぼやけるか、逆にシャープネスの補正のためかガチガチになってしまうことが多いようです。このあたりは何を重視するかで評価が分かれるところでしょうが、私はどちらかというと色重視であり、また人工物を撮ることが多く、その場合はあまり違和感を感じないので特に気にはしていません。

私にとっては初めて、ちゃんとした「写真」が撮れるデジカメです。IGGW用としても充分に使える画質です。また最近はサイト用のカメラやレンズもこのカメラで撮るようになりました。マクロに強いわけではありませんが、レンズを撮るくらいなら充分ですし、白飛びをできるだけ回避する処理エンジンも功を奏して、加工しやすい画像が撮れます。

バッテリがヘタったのか、回路の調子が悪いのかは不明ですが、充電したてでも10コマほど撮るとバッテリ切れと表示されてしまいます。気に入っていたカメラではあるのですが、そろそろお役御免となりそうです。

2008年5月2日

3.デジカメもやるじゃないか(デジカメについて)


Canon PowerShot S30

2007年3月25日に近くのヤマダ電機で中古を購入。あまり中古の品揃えはよくありませんが、下取りをしたものがほとんどなので、驚くほど安いことがあります。このカメラもそうで、3980円でした。ポイントが少しありましたから、実際に支払ったのは3580円です。

発売は2001年末。画素数はその名称からも推測できる通り、320万画素。今となっては最低レヴェルですし、発売当時もS40という400万画素機の廉価版としてラインナップされていましたが、私が所有するデジカメとしては最高の画素数です。

私の場合はプリントするのではなく、PCのディスプレイ上で見たり、サイトに載せるだけですから、実際のところは200万画素もあれば充分です。あまり高画素になると、記憶媒体容量も、展開するときにPCスペックも、HDD容量も喰いますから、これくらいがちょうどいいと思っています。

画質としてはすごくおとなしい印象です。コントラストも彩度も低い。ただ、コントラスト、シャープネス、色の濃さに関しては三段階で調節できるため、ある程度は好みにチューニングすることができると思います。私としてはもうちょっと実践的なシーンでテストしてみて、好みの画質になるように調整したいところです。

その意味では上のイクシで撮った画像の方にいい印象を持つことも確かです。確かに忠実な色ではありませんし、解像力も劣りますが、綺麗だな、と思ったシーンをうまく誇張して定着してくれるので、見ていて楽しい。そのひとつの要因としてLCDの表示品質があります。S30のLCDは実際の画像より明るめに見えるせいで、撮影後にPCで見るとアンダーだったという事態に陥りやすいのに対して、イクシはだいたい同じイメージなんです。

イクシを所有している以上、比較するしかないわけですけど、結局は使い道の問題かな、とも思います。コントラストも彩度も低いというのは悪いことではありません。特にコントラストなんていくらでもいじれますから、素材としていい画像を得ることができる、とも言えます。またRAWモードでの撮影にも対応していますから、自由度は高い。RAWモード撮っておけば飛んだりつぶれたりしない限り、無理がききますしね。あとは、そこまで手間と時間をかける意味があるかです。

CCDに画素欠けが発生し、レンズカヴァーの調子が猛烈に悪いので、ちょっとまともに使える状態ではありません。

2007年9月25日


FUJIFILM FinePix1700Z

2005年12月29日、JR大阪駅近くの八百富写真機店で購入。中古で5250円。

1999年に発売されたデジカメですが、150万画素、3倍ズームとまだ使える仕様ではあります。当時としては色もよくノイズも少ないことで評価は高かったカメラで、私も何度か買おうと思ったことがあります。実際、父に薦めたところ購入し、現役で使っているようです。父はもう一台、比較的新しいミノルタのデジカメを持っていますが、「こっちの方が綺麗に撮れる」とよく言っていますから、最近のクズみたいなデジカメよりは綺麗に撮れるようです。

カメラとしてはいささか古いところもあり、基本的にフルオートで、マニュアル・モードに入ると露出補正、フラッシュ光量補正、ホワイトバランスなどが設定できますが、撮影後メモリーカードに記録するか否かを選択する必要があります。後から消去できるんだから、デフォルトで記録して、途中でキャンセル・ボタンを押せば取り消すようにすればいいと思うんですけど、これは当時の富士のデジカメに共通の悪しき仕様でした。

また、ノイズも今となっては多めです。イクシがCGかと思わせるほどにノイズレスで、その画像に慣れていることが影響していると思いますが、暗部ノイズは目立ちます。色調は悪くない感じです。若干暖色系に寄るような印象を持っています。

電源は専用のリチウムイオン電池。古いこともあって、すこしヘタリがきているようです。まだ使い込んでいないので、はっきりとした評価はできませんが、本格的に使うのであれば新しく購入すべきかな。また、ACアダプタで充電し、5時間もかかるのは問題です。急速充電器があると便利でしょう。

私が今になってこのカメラを買ったのは、思い入れがあるからです。それにデザインはすごく好きです。フィルムでは実現不可能であり、かつ完成されています。富士は同じ縦型のデジカメをいくつか出していますが、ホールディング性や操作性とデザインとのバランスでは、上位にいると思います。

このボディで最新の画像処理エンジンを搭載してくれたら、もう言うことないんだけどな。

5.欲しいデジカメ(フィルムへの移行)


Nikon COOLPIX 950

2003年1月25日に中古で購入。昔からこのデジカメの質感とデザインに憧れていたので、ついつい買ってしまったのです。動作が遅めなことも、色再現が悪いことも知っていました。ホワイト・バランス補正が苦手なことも承知の上でした。でも、一度は憧れたデジカメが安売りされているのを見過ごすことはできません。

欠点ばかり並べましたが、私にとってなくてはならないデジカメです。このカメラの画像はメイカーから借用していますが、カメラやレンズなど、サイトに掲載している写真のほぼ全てを撮影しています。

マクロ撮影にすごく強いこと、絞り優先AEが可能で被写界深度を容易にコントロールできること、解像性能が高いこと、コントラスト調節ができて白飛びを回避できることなど、モノを撮るのには便利な機能満載です。また、レンズ部分が回転するので、三脚に固定した後でもフレーミングの自由度が高い、という使いやすさもあります。オークション用の画像を撮るのにも大活躍しています。オークションで売却した総額を考えると2万円強という購入価格は安く感じます。現在ではACアダプタも中古で買い足し、使い勝手は最高です。

ただ屋外で使うと色にも階調再現にも問題があって、写真を撮るほどに哀しくなってしまうので完全に室内専用です。

その後の話

E950も寄る年波には勝てず、現役を引退した恰好になっています。

最大の原因は色再現の悪さとオート・ホワイトバランスの確度の低さ。IXY DIGITAL 300aと比較すると、やはり時代が違うという印象を受けざるをえなくなてきました。細部描写やマクロ性能の高さなど評価されるべき点はありますが、IXY DIGITAL 300aで不満はないのでわざわざ使う必要はないだろうと。

しかもフラッシュも故障して点かなくなり、もうダメです。

久しぶりに使ってみたら、壊れていたと思ったフラッシュが点くようになっていました。理由は不明ですし、私はフラッシュを使わないので、あくまで機能的に壊れていないという満足感を得るだけなんですけどね。とはいえ、このカメラの、レンズ前2cmまで(ズーム中域のみ)寄れる近接撮影能力は私が所有しているデジカメの中ではずば抜けていますから、撮影するものによっては現場に出てもらいたいと考えています。

2007年3月31日



OLYMPUS CAMEDIA C-2020ZOOM

2000年5月3日、新品で購入。メディア込みで7万9800円。

私がはじめて買ったカメラで、ここから私の写真・カメラ人生は始まりました。今見るとすごく高いカメラのように感じますが、当時200万画素クラスの高級機はこれくらいの値段がしました。メモリーも付けてもらったので、納得して買った記憶があります。

絞り、シャッター速度とも1/3EVステップでマニュアル制御できるという当時としては画期的な性能でした。またレンズも開放F2と明るい。このおかげで完全マニュアル制御の一眼レフをもらってもすぐ使えたようなものなので、はじめてのカメラとしてはよかったと思います。

しかし、フィルムカメラを使うようになると、そのはっきりしない色とぼんやりとした解像感に嫌気がさしてきました。また単三型ニッケル水素電池の容量の不安定さも気になりました。ある程度使うとメモリー効果でどうしても容量が減るのか、あるいは電圧が不安定になるのか、すぐにバッテリー減少の警告が出て使う上で気分が悪い。その結果ほとんど使わなくなり、最終的には友人に1万8000円で譲りました。


OLYMPUS CAMEDIA C-1400XL

2000年7月22日、新品で購入。すでに型落ちとなっていたのか3万5800円という、一眼レフで2/3インチという大きなCCDを搭載したカメラとしては叩き売りに近いような価格でした。発売当初は12万円くらいでしたからね。買ったときからレンズにカビがあったので、無料保証で清掃してもらった経緯があります。このときはじめて、レンズにはカビが生えることを知りました。

原色系フィルターを採用し、色はC-2020ZOOMとか明らかに違う鮮やかさで、露出に関してはシビアですぐに白く飛ぶ傾向はあるものの、深い色が出るというアドヴァンテージは大変魅力的でした。また、ファインダーも明るく気持ちいい。私の一眼レフ好きはこのあたりが影響しているのかも知れません。

ただ、操作性には古さを感じさせました。十字キーもなく、露出補正はメニューを開かないと設定できませんし、データ書き込みも遅い。待たされることが多かったように記憶しています。

がっしりとしたボディで、撮影時にLCDを使わないので古いわりに電池のもちもよく気に入っていたカメラですが、これもやはりフィルムカメラへの移行によって画質面での不満が増大し、使用頻度が著しく低下したため、2003年8月にヤフーオークションで売却しました。1万2000円でした。


SANYO DSC-SX560

2003年1月14日、ソフマップで購入。中古で1万5000円。高速処理とコンパクトなボディが評判だったカメラで、単焦点のコンパクトなデジカメが気になっていた当時、ちょうどいいと思って買ったわけです。

画質的には悪くなかったんですが、といって特別いいわけでもありませんでした。また書き込みなどの処理は速いものの、リズムが掴みにくく使いやすいとはいえませんでした。

結果として一年ももたず、2003年8月にヤフーオークションで9000円で売却しました。