今のところはタクマーレンズのみですが、面白そうなものが手頃な価格であれば、違うメイカーのも買おうと思っているのでM42マウントと称しています。

旭光学工業(現ペンタックス)がアサヒペンタックス(後にAPと呼ばれるモデル)というペンタプリズムを載せた一眼レフを発売したときに登場したレンズ群がタクマーです。プラクチカ(現在はM42と呼ぶほうが通りがいい)マウントを採用していおり、いろいろと他のカメラにも付けられます。

実用するには、マルチコートされたSMCタクマーが、色再現、コントラストも満足できると思います。モノコートのレンズ使う場合はしっかりとしたフードが必要です。

Super-Multi-Coated Takumar 28mm F3.5

前々から欲しいと思っていたSMCタクマーレンズです。2004年2月9日にヤフオクで落札。5350円と、お得感のある値段で落札できました。

F3.5と暗めなので、ペンタックスSVに付けると視野が暗くなり、ピントは合わせにくいです。ただ、視度補正レンズを付けて屋外で撮影するのであれば、そんなに苦労はしませんし、マウント・アダプタを介してEOSに付けるのならば全く問題なし。

早速試写をしてみたところ、かっちりとした描写をするな、という印象を持ちました。色もしっかり出るし、細部もカリカリにならずちゃんと描写しています。私などはタクマーと聞くと何だかセミ・クラシックのようなイメージを持ってしまいますが、現在でも充分実用に足るレンズだと思います。(フードを取り付けた状態

Super Takumar 55mm F1.8 (NEW)

ペンタックスSVについてきたレンズ。ボディ込みで8000円でしたから、レンズだけだといくらでしょうね。外観は綺麗ですが、レンズが黄色っぽくなっていて、リバーサルで撮るとたぶん影響があると思います。そんなわけで実用はしていません。

試写した感じでは、わりとシャープで、そこそこという印象です。ただ、空を大きく入れたフレーミングをすると、光が乱反射するのかコントラストが低下し、白っぽい画面になってしまいました。専用フードできっちりと遮光してやればいいんでしょうが、レンズの色付きの問題もあり、下のレンズの方が程度もいいし、再度試写する気になりません。

ちなみに下のレンズとは違い、こちらのタイプが最も一般的なスーパータクマーレンズです。

Super Takumar 55mm F1.8 (OLD)

無性にタクマーレンズが欲しくなって、2002年1月15日に難波CITYのカメラのキタムラで購入。4800円。

当初はアダプターを付けてペンタックスMXに付けようと思っていましたが、絞込み測光となって視野が暗くなる上に、測光しにくくて使いものにならないため、MXでは一度使ったきりです。

描写に関しては上のレンズと同様の印象を持っていましたが、専用のフードを付けてEOS50Eで使ってみると何の不満も感じない、しっかりとしたものでした。SMCじゃなくてもフードできっちり遮光してやれば充分使えます。

このレンズは、完全自動絞りに対応した最も後期のオートタクマーをスーパータクマー銘に変更した個体だそうで、絞り環の回転方向、A-M切り替えレバーの操作方向、距離環、絞り環のローレットのデザインが上のレンズとは違います。ただ、特に稀少なものではありません。

Super-Multi-Coated Macro-Takumar 50mm F4

2018年8月1日にカメラのナニワあべの店で購入。9800円。ヘリコイドも適度な重さがあり、レンズも綺麗です。外観もスレなく綺麗。

Micro-NIKKOR-P・C Auto 55mm F3.5を購入してから、マクロレンズの面白さに気付き、他のレンズはどうなんだろうか、と調べる中で興味を持ったレンズ。タクマーのデザインと使い勝手が好きなので。

NEX-6にM42用のマウントアダプターを介して取り付けようとすると、自動絞り連動用のピンを押す部分がレンズの絞り連動レバーと接触して、絞りリングの動作が異様に重くなるので、ペンタックスK用アダプタにマウントアダプターKを介して取り付けています。ややこしい。

とてもよく映るレンズです。F4と暗めですが、屋外で撮る分には困りませんし、寄るとボケます。近接撮影ではぐっと絞り込まないと、被写界深度が浅すぎます。