1975年にペンタックスはタクマーで知られていたプラクチカスクリューマウント(M42マウント)からバヨネットマウントであるKマウントに移行します。1975年に登場した「SMC PENTAX」、翌1976年に登場した小型・軽量が魅力の「smc PENTAX-M」、シャッター速度優先に対応した「smc PENTAX-A」をはじめ、様々なタイプがあります。絞りのクリックが1/2段ごとにあるのも親切です。

DAシリーズはディジタル一眼専用に設計されたレンズ群です。ボディ内モーター駆動が基本ですが、SDMという超音波モーターを内蔵したものもあります。

SMC PENTAX 28mm F3.5

最初は24mm F2.8を探していました。Nikkorで24mmのよさに気付き、35mmは持っているので、より広角なレンズを買うなら、焦点距離が近い28mmよりも24mmが面白いんじゃないか、というのが理由です。でもクモリがあったり、わりと高かったり、「これだ!」というものがない。そんな中で、カメラのナニワのネットショップで28mm F3.5を発見。「ホコリアリ」で8,800円でした。お手頃。

28mm F3.5は、同じスペックのタクマーレンズを持っているのと、F3.5はいささか暗いかな、と思いましたが、あるとき値引きされて8,000円になりました。お、お買い得。ウェブからレンズの状態について問い合わせると、クモリもカビもなく、自動絞りの動作も問題なし、という回答を得たので2022年8月5日注文、8日着。8,000円+送料、ポイント値引きで8,585円。

smc PENTAX-M 35mm F2.8

私が初めて購入した中古レンズ。特に35mmに魅かれていたわけでもないのに、2万1000円も出して購入した覚えがあります。とはいえ、これだけの美品はそうそう出ないでしょうから、買っておいて正解だったと、今となっては思います。

購入した当初は35mmという画角は中途半端だなあ、と思っていました。広角なら28mmくらいないと狭いし、画角が狭いのならいっそ50mmくらいの方が使いやすい、と。ただ、それは慣れの問題だったようで、最近はわりとよく使います。道幅の狭い古い町並みでは、ちょっと狭すぎますが、普通の町並みを撮るには、これがぴったりの画角なんですよね。撮るものの変化によって、使い易いレンズも変わってくる、ということでしょう。

smc PENTAX-M 50mm F2

父から譲り受けたF1.4のレンズの絞りが故障していたので、その代わりに購入したレンズ。並品で5000円でした。

最近、50mmレンズが大好きで、よく使います。広角的にも望遠的にも使える、という、よくある解説は本当だと思います。そのためには、ちゃんと考えて撮らないといけませんが、それが楽しい。また、明るいレンズが多い(このF2なんて暗いほうですからね)ので、ファインダーが明るくて気持ちいいですし、暗所にも強いというのも魅力です。

このレンズは他のMレンズとは違い、絞り環がプラスティック製です。だから、ちょっとクリックが甘い。ただ、1/2段ずつのクリック・ストップがあるのは同じですし、描写についても不満はありません。そう考えるとすごくお買い得です。

SMC PENTAX 55mm F1.8

PENTAX KMを購入した後、お店で見つけて買ったレンズ。詳細は長いのでブログ参照(LINK)

クモリあり5,400円。ショーケースから出してもらって確認すると、全くわかりません。店員さんに質問すると、LEDライトで照らしてくれて「わりとくもってます」というコメント。そうやって見るとクモリは全体に及んでいます。「薄クモリ」とは訳が違う。ただ、許可を得てカメラに取り付けて、ファインダーを覗いても、クモリは感じられません。撮影に影響するか質問すると、逆光でははっきりと分かると思う、とのこと。

購入後、フィルムで撮ってみました。35mmや28mm F3.5と比較すると、少し甘いような気もするのですが、横並びで比較しているわけではないので、明確にはわかりません。


smc PENTAX-M 28mm F2.8

私が初めて使った28mmレンズ。ペンタックスMXと一緒に、父から譲り受けました。

フィルム・カメラを使い始めた当初、この画角が好きで、28mmだけでやっていけるんじゃないか、と思ったくらいです。というのも、デジカメを使っていたころは35mm(135システム換算)が一番広角で、ちょっと引きがないところだと、画角の狭さが気になっていたものが、28mmだと自然に見ている範囲が写ることに感動した、という経緯によります。だから、2台目のフィルム・カメラであるNewFM2用のレンズも、迷わず28mmを購入しました。

最近は標準レンズもよく使いますが、やはり自然に撮れるのは28mmです。私の場合、レンズ選びに悩んだら28mm。

smc PENTAX-M 135mm F3.5

ペンタックスMXと一緒に、父から譲り受けましたレンズのひとつです。

リーズナブルな望遠レンズとして売れたようで、中古相場は5000円程度だと思います。私は135mmという焦点距離のレンズはほとんど使わないのですが、売却したところで3000円くらいですから手許においてあります。135mmの視点で町を眺めてみようか、と以前にも何度か考えましたが実現していません。描写については感想を持つほどに撮影していないので、書きようがありません。

ただ、すごくコンパクトで軽いレンズで、ペンタックスMXとの相性はいいと思います。


smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6AL II

K10D用に2009年6月20日になんばのカメラのなにわで購入。中古・元箱付き美品で9800円でした。

レンズ構成を変更した第二世代で、光学性能、周辺光量の低下が改善されているようですが、絶対的な性能はエントリーレンズっぽいというか、多くは望むべくもない、という気はします。ただ9800円という価格とその性能を考え合わせると、コストパフォーマンスは高いとは思います。コンパクトで軽いので、K10Dと合わせると持ち運びはとても楽です。ズーム域も135換算で28mm弱から84mmと使いやすい。

ただ、K10Dにこのレンズだけではもったいないかな、という気持ちになってしまうのが悲しいところです。もうちょっとしっかりとした、光学性能も高いレンズの方が似合うんじゃないか、という気がして。

smc PENTAX-DA 16-45mm F4ED AL購入後出番が全くなくなったので、2018年5月26日、四条河原町のカメラのナニワで売却。2000円でした。

smc PENTAX-DA 16-45mm F4ED AL

2016年6月18日に八百富のネットショップで購入。中古・フード付で1万5660円でした。久しぶりのレンズ購入。ネットショップの隆盛は、もちろん中古カメラ市場にも波及していて、以前よく買いに行っていた八百富写真機店も充実したECサイトを構えています。

最初は単焦点レンズが明るいし、コンパクトで持ち運びも便利だろうな、という気持ちでいろいろと調べましたが、基本的に一人で撮影に行くことはなく、子ども連れで出かけるときにカメラ「も」持っていく感じなので、単焦点レンズは使いにくいだろうと思ってやめました。

単焦点レンズを探す過程で、ネットショップをいろいろと見ていてこのレンズを見つけました。DA17-70mmF4AL[IF]SDMはまだ現行で、程度がよいものはわりと高いのですが、このレンズはお安い。それに広角端が16mmからというのにもちょっと魅かれました。

ちょっと試写しただけなので、あまり大きなことは言えませんが、DA18-55mm F3.5-5.6AL IIのように撮影した写真を見るたびにちょっとがっかりするようなレンズではありません。充分高画質だと思います。

7年越しでやっとK10Dにふさわしいレンズを手に入れることができました。

K10DのAFの信頼性に疑問を感じ、マイクロフォーサーズへの移行を決意したため2019年6月15日売却。6,000円。

smc PENTAX-DA 50mmF1.8

2018年4月30日アマゾンで注文、5月1日着。1万0612円でした。マウントが樹脂製とはいえ、安い。

K10Dのピント合わせがちょっと正確でないというか、後ろに抜けたりするのですが、ちゃんとピントが合えば、とてもよい。単焦点でこの画角のレンズは、どう作っても変なことにはならないんだろうか、という感じの安定感ある性能です。

質感という意味では、特筆すべき点はありませんが、何より軽い。K10Dを軽快に使えるのが何よりの魅力です。子どもたちの撮影にぴったり。

K10DのAFの信頼性に疑問を感じ、マイクロフォーサーズへの移行を決意したため2019年6月15日売却。5,130円。

SONY NEX-6

PENTAX MX

PENTAX K10D