また、先に生田神社へお参りするという手もあります。その場合は駅を出てから少し西に歩き、生田筋を北上します。神社の北側には「生田の森」があります。「森」というほどの規模ではないのですが、そこに入ると街の喧騒は聞こえなくなるから不思議です。そして東門から出て東門街を北に行くとハンター坂(写真は前ページ)です。
ハンター坂を登っていくと、北野坂と同じく山本通り(通称異人館通り)に至ります。
山本通りからはいくつか異人館が見えますが、見るだけではつまらないので、やはりいくつかは異人館に入りたくなると思います。通りから見える部分は限られていますし、うろこの家などは外側からはほとんど見えませんからね。
その場合、それぞれの異人館でお金を払って入るのもいいですが、いくつか行きたいと考えているのならば、共通券を購入するのがお得でしょう。いくつかあるので、予算と入りたい異人館とを考え合わせて選ばれるといいと思います。また、ラインの館(Photo 4の階段を上がったところにあります)のような入場無料の異人館もあります。
異人館に入ると分かりますが、魅力的なのはその外観だけではありません。暖炉やクローゼットといった家具の作りは重厚で美しいですし、ルーレット用のテーブル、座り心地のよさそうなソファなどがあって、その時代のお金持ちの外国人の豊かさが分かります。また、蒐集された美術品も素晴らしいものです。
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