伏見
−日本酒を味わいつつ、幕末に思いを馳せる
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私は今までに2度ほど伏見を訪れていますが、初めて行ったとき、ここが京都市内(京都市伏見区)である、ということに違和感を持ちました。私が持っている「京都」のイメージは、鴨川沿い、祇園、産寧坂、あるいは河原町あたりですが、そういう町並みと伏見とは大きく違うんですよね。


伏見についてほとんど何も知らない私の、ごく個人的な感想に過ぎないんですが、第一印象はわりと重要で、その町の実質を捉えているということもありますから、そのあたりを軸に見て行きたいと思います。


違和感を呼び起こした要素を挙げていくと、まず酒蔵があると思います。私にとって酒蔵のある町というのは兵庫県の西宮あたりで、京都的イメージの中には含まれません。

次に宇治川派流沿いの景観も挙げられます。このあたりは三条大橋のあたりとも、祗園の白川沿いとも違います。柳が植わっていて、観光用ではありますが小さな舟(十石舟)もあって、河畔は散歩道としても静かでいいですし、実際に犬の散歩をしている人もいました。

また、町の区割りが違います。碁盤の目のようにはなっていません。

そして南北と東西に走るふたつの商店街も京阪伏見桃山駅の周辺も、いわゆる京都的な華やかさ、あるいは観光地っぽさがなくて、ちょっと近くの町を散策しているかのような錯覚に陥ることがあります。だからついつい中古レンズを買ったりしてしまうんですかね。

Photo 1
宇治川派流沿い
Photo 2
十石舟
Photo 3
酒蔵
Photo 4
竜馬通り商店街
Date: 2001/09/16
2003/12/23
Cameras: Nikon New FM2
OLYMPUS OM-1
Lenses: Ai Nikkor 28mm F2.8S
G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5
F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8