もし日本酒が嫌いではないのなら、月桂冠大倉記念館は楽しいと思います。入館に300円かかりますが、おみやげとしてお酒(さっぱりした甘口でなかなかおいしい)を一合もらえるので損はないでしょう。また、売店では日本酒やワインの試飲もできます。お酒を造る過程を実際の道具を使って説明した展示や、昔の壜やパッケージ、広告もあります。特にパッケージなどは時代の雰囲気が強く感じられて、興味深いです。
お酒だけ飲むのはちょっとという方には、記念館から北に歩いたところにある鳥せいや、そこからちょっと西にある黄桜のカッパカントリーは、軽く食べられるのでお勧めです。
あと、大倉記念館で面白いのが酒造に使っている水を飲めることで、これは中庭(というか作業場でしょうか)に出たところにあります。私はちょっと試飲しただけで赤くなってしまって、記念館の方に、水を飲むと醒めるのが早いと教えられて飲みに行きました。
水というのは味がないみたいで、実にいろいろなヴァリエーションがあります。伏見は桃山丘陵からの伏流水が豊富で水質は軟水(含有ミネラル分が少ない)だそうです。対する灘は硬水です。一般的に軟水は甘口、硬水は辛口のお酒を作るのに向いているらしく、私は辛いだけのお酒は好きじゃなくて、あっさりとしていながらほどよい甘みをもったものが好きなので伏見が合っているのかも知れません。
水といえば、御香宮神社にはその名前の由来ともなった御香水(LINK)が湧き出ています。写真のようにいつも混雑しているので飲んだことはないんですが。
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