夕陽ヶ丘
−天王寺の北、数多くの坂と寺社のある町
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安居神社のすぐ北が天神坂で、続けて清水坂、愛染坂、口縄坂があり、そこから北はいわゆる寺町らしい様相を呈してきます。また、愛染坂を登りきったところには坂の名前の由来でもある愛染堂があります。「愛染さん」という愛称で呼ばれる有名なところで、広くはないんですが重要文化財の塔や立派な金堂など興味深いものが多く存在します。とはいえ、写真が撮りにくいところで、塔なんて引きがないから全体をフレームに収めるだけで苦労します。まあ、単に2回の散歩とも50mmレンズしか持って行かなかった私が悪いんですけど。今度は広角レンズで挑戦したいです。

あと、ずっと北に行くと生国魂神社、東の方には四天王寺もあり、足をのばしてみるのもいいかと思います。私としては今度四天王寺に行きたいと思っています。小学生のときに行ったことはあるらしいんですが、覚えてないんですよね。


夕陽ヶ丘は、いろいろと見所の多い、散歩して楽しいところではありますが、カメラをぶらさげて歩いている人なんてたまにしか見ません。寺町とはいえ、今は民家も多くあり、だいたい道を歩いている人はそこに住んでいるんだろうな、という人たちです。

町の印象は建物などの「入れもの」だけで決まるのではなくて、そこにいる人の印象も大きく影響します。夕陽ヶ丘の落ち着いた、ひっそりとした雰囲気は古くからある町が醸し出すものでもあり、そこが基本的には日常的な生活の場として機能しているからでもあるんだと思います。そして、私はそういう町が大好きです。

Photo 8
清水坂
Photo 9
愛染さん(勝鬘院)
Photo 10
愛染さんの梅
Photo 11
源聖寺坂(上から)
Date: 2002/04/29
2004/02/25
Cameras: Nikon New FM2
Canon FTb-N
Lenses: Ai Nikkor 50mm F1.2S
FD 50mm F1.8 S.C.