１．写真付きエッセイ
写真を撮りに行きたいな、とずっと思っている。
月に３回くらいは行っているから、そう機会がないというわけでもないのだけれど、撮りたいところがいっぱいある。今までは神社や風景が多かったけど、これからは街を撮るのも面白そうかな、と思ったりもする。神戸なんか行ってみたい。
でも、写真を撮るだけだとそう面白くない。今までは撮ること自体が楽しくて、１０００枚くらい撮ったけど、最近、撮ってハードディスクに吸い上げて、撮れ具合（という言葉はあるのかな？）をチェックして、それでおしまい、というのではちょっと寂しい。いちおう作品というか、何らかのカタチとして作り上げたいな、と思っている。それに、ホームページという公開の場（どれだけの人が見ているかは関係ない）があるのだから、そこにアップすることを考えて撮った方が張り合いもある。
最近はメールばっかりで、私的で内に向いたものは書いていないのだけれど、基本的に私は文章を書くのが好きなのだ。それで、以前書いたものを読み返していたら、「デジカメを買ったら写真入りエッセイみたいなのを作りたい」という一文を見つけた。そういえば、そういうことを考えていた。１ページに写真１枚と写真にまつわる軽いエッセイをひとつ、というスタイルを考えていた。
ホームページの写真だけのギャラリーは素っ気なさすぎるかな、とちょっと思っていたので、それは魅力的なフォーマットのように感じる。私は詩は書けないので、散文を付けることになるが、モノクローム写真にしたら雰囲気が出ていいかも知れない。
写真だけで何ものかを表現できればいいのだけれど、私の稚拙な写真では、やはり私が撮りながら感じたことやその場の雰囲気までは伝えられない。だから、文章をプラスして、そういう要素を盛り込みたいと思う。
うん、面白そうだ。まずは、書き溜めた文章の中から、写真を付けたいヤツでも探して、それに合う写真を撮りに行くのがいいように思う。文章に合わせるべく、渾身の１枚を撮る。今まではシャッターを押すペースが速かったけど、今度はじっくり考えて撮ってみよう。