萌黄の館

楠に囲まれた淡い緑色の異人館で、1903年(明治36年)にアメリカの総領事、ハンター・シャープ氏(1861−1926)の邸宅として建築されました。

見所は張り出し窓(東西両側にあります)とレンガでできた煙突、室内ではタイルが貼られた重厚な作りの暖炉前飾り(マントルピース)、アラベスク風の飾りのある階段、そして明るく広いヴェランダなどが挙げられます。また、ヴェランダからは神戸港まで見渡すことができます。

1987年(昭和62年)からの半解体修理の際、それまでは白色であった外壁が建設当時の淡い緑色に復元され「萌黄の館」と呼ばれるようになりました。 阪神大震災で3本ある煙突が全て落下するなどの被害がありましたが、現在は補強の上修理されています。