携帯電話について

最初に今まで使った携帯を列挙してみると、まず大学に入ったときにauを使い始めました。機種名は忘れましたがその当時でも古いモデルだったようで、1年後くらいに「cdmaOne対応機種に替えてください」という案内が来ていました。そこでC1002Sというソニーエリクソンの着せ替え携帯に機種変しました。

それまで使っていた機種が、メールをサーバに見に行くという仕様で、レスポンスが恐ろしく悪く使えたものじゃなかったので、C1002Sの使いやすさに感動したことを覚えています。携帯でメールを日常的に書くようになったのはこのときからですね。

すごく気に入っていた機種でしたが、HTMLで作った自分のサイトが見られないという理由で不満が募り、CHTMLという書式を採用しているドコモのN503iに機種変しました。

一年くらい使って外装も剥げてきましたし、折り畳みにはあまり馴染めないように思い、SO505iに機種変更しました。これがはじめてのカメラつき携帯だったと思います。機能的には問題ありませんでしたし、液晶部分を回転させるとキーが露出するギミックも面白かったのですが、何しろ重くて大きい。ポケットにさっと入れることができないサイズでした。

その大きさに耐えかね、プレミニSに機種変。すごく小さくてシンプルな機種ですが、とても気に入っていました。たぶん2年近く使っていたはずです。私としては最も長く使った携帯電話です。リサイクルするのがいいのでしょうが、寂しい気がして今も手許においてあります。

プレミニSに不満はなかったのですが、会社の同僚が使っていたウィルコムのW-ZERO3の多機能さに魅力を感じ、ちょうどAdvanced W-ZERO3[es]が発売されたので、それに替えました。それにmovaからfomaへの切り替えの時期ということもあり、プレミニを使い続けるのは無理だろう、という気持ちもありました。

アドエスを使っていて一番不満なのが、動作があまりにも遅いこと。ボタンを押してから動き出すまで、ネットワークへの接続、ソフトウェアの起動と何をとっても遅い。機能はあるけれど、使う上でストレスになる部分が多すぎます。おそらくハードウェアのスペックに対してOSがヘヴィーにすぎるのでしょう。もうちょっと考えて作ってもらいたいものです。たぶん、メールを送ったり電話したりという用途がメインならば、アドエスはストレスの塊以外の何者でもないでしょう。PC向けサイトを充分に使いたいとか、アウトルックと連携してスケジュール管理をしたい、というようなニーズがなければ、ちょっと使いにくすぎます。

そんなわけで一年も経たずに不満が募り、auINFOBAR 2を追加購入しました。PCサイトの再現性の高さ、フルキーボードによる文字入力の快適さといつたアドエスの魅力は捨てがたいことは確かなので。ストレスが溜まるのは、アドエスだけですべてをこなそうとしたからであるという結論に至りまして、長文メール作成+PC向けサイト閲覧専用端末として使いたいと思います。それ以外の軽いメール、ちょっとした調べもの、音声通話はINFOBAR 2で。

INFOBAR 2は、発売された当初から気になっていたモデルです。2003年に発売された初代INFOBARには魅力を感じ、当時ドコモを使っていたのですがキャリアを替えようかとも考えたのですが、金銭的に家族割引がないと厳しかったこともあり見送りました。それをずっと後悔していて、昨年末に発売されたINFOBAR 2も気にはなっていましたが、新規も機種変更も0円になり、人気のある色から在庫切れになっていくのを見て、やはり買っておくべきだ、と思い立って購入したわけです。

いろいろと考えるに、私はあまり携帯に多機能さを求めていません。機能・スペックで求めるのは、その当時標準的な携帯向けサイトが見られて、メールが送れて、電話ができることと、その操作をする上でレスポンスがいいことでしょう。そしてあとはデザインです。携帯電話って、デザイン的に下らないものが多いと思います。デザインよりは操作性という意味での割り切りならば、そこは人の好みでしょうが、特にそういうわけでもないようです。

仕事で携帯サイトの開発をする上で、3キャリアで動作確認する必要があり、その結果でいうと私はauが好きです。サイト閲覧やメール確認など、何をするにも動作がきびきびしていますから。サイトを作る上では強力なキャッシュ機能が邪魔をする場合もありますが、読み込みが遅いドコモなどと比較するとずっといいです。

2008年5月2日