2002年5月1日(水)

今日はいろいろとメモに書きすぎた感がありますので、メモと重なる内容になってしまいます。すいません。

まず、何をおいても写真の出来が比較的よかったことを喜びたいと思います。中途半端な晴れの日を蹴ったために、結局曇の日に行くことになったのですが、日差しの弱さが幸いしてか、新緑のまぶしさが感じられる写真になっていました。私が持っているデジカメだとこうは行きません。曇だというだけで色が濁ってしまうからです。

あと、カメラ・バッグの話は切実で、今使っているものは大きいわりにカメラとカメラ関連の小物しか入らないなど機能性に難があるのです。なので、もっとコンパクトなものか、いっそペットボトルとガイドブックも入れられるヤツが欲しいと思います。1万円以内であればいいんですが。カメラ・バッグってわりと高いんですよね。

今日JTBに行ってホテル+新幹線の安いプランが載っているパンフレットをもらってきました。ただ、見るとホテル一泊+新幹線で3万円くらいするので、ちょっと高すぎます。ですから、格安のホテルだけ予約するのが現実的なようです。また、ホテル+バスの廉価なプランがあればベストですから探してみようと思います。

旅行に向けて今月からお金をできるだけセーブして生活しようと思っています。雑誌はできるだけ買わない、散歩も月2回程度までにする、とそんなところですけどね。

2002年5月2日(木)

デジカメの最大の利点は、いくら写真を撮ってもモノが増えない点にあるのではないかと思います。フィルム・カメラの場合、まずフィルムが貯まっていきますし、同時にプリントした写真が増え、それを貼るアルバムが増えます。そして私の場合は写真をディジタル化しているのでCD-ROMも写真を撮るごとに増加の一途をたどります。

これが馬鹿にできない量なのです。フィルムで写真を撮り始めて一年の今現在でも、CD-ROMの置き場所に困っているくらいですから、60歳くらいになるころには、ひと部屋をフィルムとアルバムのために潰すなんてことになりかねません。まぁ、その頃にはフィルムで写真を撮ろうにもフィルムを生産していないし、現像する機械もない、なんてことになってたりするかも知れないですけど。

それから、横浜行きの話ですが、必要経費(交通費、宿泊費、食費、入場料など)だけで4万円程度に納めることができそうです。2泊でこれくらいなのでわりとリーズナブルなのではないでしょうか。何にしても全て込みで5万円以内にはしたいと思っています。といっても、4ヶ月以上も先の話なんですが。

明日から4連休です。この休みでIGGWの神戸のページを刷新して、このサイトに文章をひとつアップしたいと思っています。また、並行して発表の用意もしないといけないので、わりと多忙です。

2002年5月4日(土)

一昨日に書いたように、IGGWの神戸(北野)の文章を書き換えています。はじめは異人館自体とその内部の写真が増えたので、それを追加しようという考えだけでした。しかし、写真を追加するとなれば文章も多少は手を入れる必要が生じてくるわけで、それならいっそ全面的に書き換えようじゃないか、ということになってしまったのです。特に気に入った文章でもなかったのも理由のひとつですけど。

昨日経済に重きをおいたニュース番組を見ていると、横浜市の新しい施設として「赤レンガ倉庫」が紹介されていました。経済的なことは知りませんが、何にしてもすごい人手だそうです。ゴールデン・ウィーク中だというのもあるのでしょうが、私たちが行く9月半ば以降には人手が落ち着いているといいな、と思います。

旅行に向けて、コンパクト・カメラが欲しくなってきました。フィルム交換が面倒なので、メインである一眼レフの他にコンパクト・カメラをひとつ持てば、一気に72枚撮ることができます。また、レンズ交換の面倒も軽減されます。一眼レフには20mm、コンパクト・カメラは35mmという感じにすれば、広角レンズ2本としては、使いやすいセットではないかと思います。

ただ、ある程度マトモな単焦点レンズを搭載していて、絞り優先AEが可能なヤツが欲しいと思っているのですが、そういうのって高いんですよね。

2002年5月5日(日)

メモにリアルタイムで書いたように、今日は奈良町に行ってきました。前回行ったのが昨年末で、その前に行ったのが昨年の6月(これがはじめて)ですから、約半年に一回のペースで訪問していることになります。わりと好きなところなので、これくらいのペースで行くのがいいように思います。

奈良町に行きたくなった理由は、昨年の5月末から6月のはじめにかけて「はしか」で入院していたときに、『奈良町物語』という本を読んでいたからで、ベッドに寝そべって読みながら「退院したら絶対行ってやる」と思っていました。そして退院したその週末にはじめて行って、魅了されてしまったわけです。

明日はこの連休最後ですから、家にずっといることはせずに、難波にでも行こうと思っています。アルバムとかCDのジュエルケースとか買わないといけないものもありますし、今日の深夜にアップしたコンパクト・カメラを見に行きたい、というのもあります。また、中古でいい感じで安価なコンパクト・カメラがあればいいな、という淡い期待もあります。

具体的にはコニカC35FDという露出はシャッター速度優先AEだけど巻上げとピントは手動、という私が好きな時代のコンパクト・カメラがあるのです。程度がそこそこで2万円弱だったら欲しいな、と思ったりしています。

2002年5月6日(月)

奈良町も前回に続いて50mmレンズを持って散歩したのですが、わりといい出来でした。最近は50mmレンズの画角にも慣れてきて、そのよさが分かるようになってきました。対象に注目した時に見ている範囲が写る感じで、風景を撮るのにはあまり向かないと思いますが、町を歩きながら撮るには向いていると思います。

メモにも書いたように、リコーのMF-1を買ってしまいました。難波のキタムラで2万3000円+消費税でした。ナニワにはなかったですし、他の多くのところは2万5800円で10%ポイント還元なので、まぁまぁ安かったと思います。

このカメラは驚くほどにチープです。質感など皆無です。プラスティック剥き出し。しかも他のコンパクト・カメラと並ぶと目を引くほどに大きいです。しかし、シャッターボタンの感触はいいですし、ダイヤル類のクリック感もいいのが、他の凡カメラとは違うところです。あと、心配していた重さの問題ですが、私は他にコンパクト・カメラを持っていないからか、充分に軽量だと思います。明日以降試し撮りをして、いろいろな条件での写り(描写とピント)や操作性を確かめたいと思います。

あと、よく考えたらMF-1は私にとってはじめてのフィルム自動巻き上げ機構を有したカメラになります。今までフィルムレスのデジカメと手巻上げの一眼レフしか持っていなかったですから。

2002年5月7日(火)

久しぶりの大学でした。ただ、今日は軽めの授業だったので、休暇ボケした頭でも耐えることができました。いきなり発表だったりしたら、えらいことになってたと思います。すごく眠かったですし。明日もわりと軽めの日なのでいい感じです。

あと家に帰ってから、昨日購入したMF-1の試写をしました。雨だったので室内から外を5枚くらい撮った程度ですけど。今日みたいな天気でも曇や雨のときの写り具合を確かめるにはいいのですが、今週は天気が悪い日が多いみたいで、晴天下での写り具合を確かめられないのが不満です。1日だけでも晴れてくれればいいのにな。

MF-1の不満点として判明したのは、ファインダーです。撮影範囲が確認できる、というだけのものでしかありません。もうちょっと綺麗だと撮影する意欲も増すのにおしいところです。

昨日難波からの帰りに、先日オープンした天王寺のソフマップに行ってきました。CD-ROMを入れるケースを買いに行っただけで、そんなに詳しくは見ていませんが、天王寺には今までPCショップがなかったので、便利になることは確かだと思います。それにMacが置いてあってネットに接続されているので、自分のサイトの動作確認もできます。あとは大き目のカメラ屋さん(できればキタムラ)ができれば、全て天王寺だけで済ますことができるのですが、そううまくは行かないでしょうかね。

2002年5月9日(木)

明日は『風の歌を聴け』の発表です。一応レジュメは作ったのですが、論じ方がよく分からないこともあり、ピントが定まっていないのではないか、という気がします。しかし、それ以上にいい論もないわけですから仕方ありません。同じ作品についてあと2回発表するらしいので、最後の段階でいいものになればそれでよし、ということになるでしょう。

MF-1の試写をして、その写真をプリントしました。KG判といって一般的なL判よりもすこし大きいサイズにプリントしてもらいました。画面が大きい迫力はありますし、試写という性質上描写についてはよく分かりました(結果はメモに書いたので割愛)が、保管に困ります。私が持っているアルバムはL判を貼るとぴったりなようになっているからです。プリント代も一枚につきL判と1円しか違わないので、これから多用しようかな、とも思ったのですがダメみたいです。

写真の現像が仕上がるまでに一時間半くらい余裕があったので、通学路上にあるわりと大き目の駅でありながら、一度も降りたことのない藤井寺に行って見ました。ジョーシンがあったり、ジャスコがあったり、カメラ屋さんがあったりするのですが、あんまりわざわざ降りて行くほどのものはありませんでした。松原で充分です。ローカルな話で恐縮ですが。

2002年5月10日(金)

発表のことは終わってすぐにメモにも書いたのですが、何はともあれひと段落です。実は今回の発表は始まりに過ぎなくて、これから研究論文などを参照したりしながら、本格的な研究をしなければならないのですが。まぁ、他の人の発表を見つつ、私としてどういうふうに展開していくか、を決めて、それに沿って再度調べる、ということになろうと思います。大変ですが、楽しいです。

話は変わってカメラの話ですが、MF-1用のフードを購入しました。フードは余計な光をカットしてコントラストを上げる効果がありますし、またレンズの保護にもなります。あと、何よりも見た目がいい、というのもポイントです。フードがオプションとして用意されている、というあたりもMF-1のマニアックなところで、好感が持てます。

ただ問題はフードを付けると純正のキャップが使えなくなるんですね。先に行くほど広がっているので。そんなわけで、デジカメのキャップを流用しています。リコーのカメラなのに、キャップはオリンパス、という変なことになっていますが、まぁ仕方ないでしょう。

あと、MF-1で試写した写真を仔細に見ていくと、近中距離での描写はいいことに気付きます。遠距離になると一眼レフとのシャープさの差異が如実に分かってしまいますが。そのあたりからMF-1の使い方が決まってくるのではないかと、考えています。

2002年5月11日(土)

今日はさる友人と天王寺に行ってきました。横浜旅行の計画を立てに行くのがメインで、あとはソフマップに行ったりMioに行ったり、という感じです。ちなみに私はフィルムと無印良品のアルバム台紙(インデックス・プリントを貼り付ける)を購入しました。出かけるとお金を使うのでダメですね。

家に帰ってから、ふと思い立って掃除をすることにしました。今は掃除が終わったので、こうして日記を書いているのですが、今日の掃除では積み上げられていた雑誌類を隣の部屋にある本棚に移動したり、小さな防湿庫をスティール・シェルフの棚に置いてCD-ROM庫にしたりとわりに大掛かりなものでした。もともと防湿庫はメインの机の上にあったのですが、どけてみるとその圧迫感の大きさが実感できました。防湿庫がない机の広いこと、広いこと。

あと、昨日触れたMF-1のフードに関して、どんな感じになるのか、という画像をスキャンしたのでアップしておきます(LINK)。やっぱりフードがある方が恰好いいと私は思います。ただ、このフードが2000円というのはちょっと高すぎると思います。せいぜい1000円でしょう。

明日は天気がいいみたいなので、メモに書いたようなMF-1の「実戦的試写」をしたいと考えています。問題はどこに行くかですね。

2002年5月12日(日)

よく考えたらお金がないことに気付いて、今日は家にいることにしました。定期で行ける道明寺あたりに行こうとは思っていたりですが、写真を撮ると現像しないといけません。そんなわけで昨日の掃除の続きをしていました。

朝から蒲団を干して、間蒲団を夏蒲団にかえました。そして蒲団がなくなった隙に、ベッドの下を丁寧に掃除しました。ベッドの下はよく見えないですから、ちゃんと掃除していると思っていても、きっちりと埃が溜まっていました。また、昨日は掃除が終わったと思っていても、意外と汚れているところは残っているもので、そのあたりを掃除したりもしました。

2日に渡る掃除のおかけで部屋はすごく綺麗になりました。しかし、6畳もない部屋にデスクが3つというのはいくらなんでも無理があります。また、CDも溢れそうで、これ以上増やすと破綻してしまいます。だから、デスクトップPCと決別することと、新しい棚を買うことが当面の目標ですね。まぁ、3ヵ年計画くらいで何とかしたいと思います。

明日から大学ですが、金曜日から「皐月祭」(「さつき」はひらがなだったような気もしますが)なので、全ての授業が休講になります。私は「~祭」が大嫌いなのでどうせ行きませんから、金曜日から3連休になるわけで、これは大変喜ばしいことです。

2002年5月13日(月)

以前から散歩写真サイトについては頭を悩ませています。クォリティを高めると更新頻度は落ちて、ひと月に一度更新できればいい方、ということになってしまいます。それを嫌って更新頻度を上げようとするとクォリティは低下せざるをえないわけで、本当に困っています。現在は奈良町、大和郡山、神戸(北野)と3つのページがありますが、神戸については以前から写真差し替えと文章の書き換えを進めていますし、奈良町についてもゴールデン・ウィーク中にまた行ったので、写真を吟味して差し替えるところは差し替えたいと思っていますし、また文章にも手を入れようと考えています。やはり、クォリティで妥協するのは嫌なので、「気長に付き合ってください」と言うしかありません。

メモにも書きましたが、今日は短パンで行きました。今日は気温が高めだったわりには風が冷たくて、そんなに暑くはなかったですが、やはり短パンはいいですね。「短パン」というと拒否反応を示す人が意外と多いのですが、日本の夏は短パンがあってはじめて凌げると私などは思います。

昨日、友人からのすすめられていた、宮部みゆきの『蒲生邸事件』という本を購入しました。古本なので半額くらいでした。まだ読んでいないのですが、横浜に行くついでにこの小説の舞台に行こうという計画なのです。

2002年5月14日(火)

最近、サイトのデザインをリニューアルしようという気が失せました。今のデザインにしたのが2月の始めなので、やっと3ヶ月ですが、今回はわりと長続きしそうな気がします。というのは、今のデザインは特に無理をしていないのです。今まではデザインのためにユーザビリティには目をつむったり、あるいはその逆、ということがあったのです。今回は無理がない分、破綻がないわけで、破綻がないということはそのデザインに嫌気がささないということであり、即ち長続きするというわけですね。

今日は大学が昼までだったので、帰ってから掃除をしました。実は眠いので夕食までの時間を利用して睡眠時間を補おうと思っていたのですが、ちょっと収納方法について思い付いたことがあったので実行してみました。掃除というのは始めると癖になって、細部が気になってしまいます。時間があれば「こうすれば効率的なのではないか」と考えたりして。まぁ、部屋が綺麗になるというのはいいことですが。

梅雨が近付いていますが、こうなってくると防湿庫は心強いです。カメラを比較的よく使う方ですから、すぐにカビが生えたりすることはないでしょうが、やはり高温多湿の部屋に剥き出しのカメラを置いておくのは不安です。カメラも道具なので、定期的に使うことが一番大切なのでしょうが、使わない時に煩わされないというのも意外に重要であると思います。PCには煩わされっぱなしですけど。

2002年5月15日(水)

今年は本当によく雨が降ります。梅雨ほど気温が高くないので過ごしやすいですが、やはり雨が続くと気が滅入ります。それに通学途中で屋根のないところを歩く距離が意外と長いので、大学に行くのも嫌になります。前の週末と今週の月曜日のような好天が続くといいのですが。あと、天気のことに関して、横浜旅行の時は晴れて欲しいと思っています。旅行に行ったはいいけど、ずっと雨というのは悲しいですから。

写真を貼り付けているアルバムが増えてきました。一般的な透明フィルムの間に写真を挟みこむタイプのものがすでに4冊埋まっています。1年間で4冊というペースですから、そんなに多い方でもないと思います。しかし、いくらペースが遅いとはいっても減ることはないですから、いつかは棚を全てアルバムに占領されることになるのでしょう。困ったことですが。

デジカメを使っている時はアルバムなんてなくて、単にPCのハードディスクにデータがあるだけでしたから、スペースという意味ではデジカメ有利です。しかし、私はアルバムがある方が好きです。だいいち画質も色もディジタル・データとはレヴェルが違います。それにPCに電源を入れないでも見られるという美点もあって、これはわりと重要です。PCを起動するというのは、目的がないとしにくいところがありますが、アルバムだと「ふと」思い立って見ることができて、楽しいものです。

2002年5月16日(木)

今日図書館で『図説・日本の町並み』という大判の本を借りてきました。奈良と神戸が別の本になっているので、持って帰るのに苦労するくらい重かったですが、内容はすごくいいです。ひとつの町並みに対して作家や随筆家の紀行文と、専門的な解説がセットになって載せられており、写真も町並み専門の写真家を起用しているからか、全体的にクォリティが高いのです。問題は昭和57年の本である、という点で、20年も前の資料ということになります。ただ、保存されている町並みを扱っているので、そう大きな変化はないと思われます。

以前どこかで書いたようにも思いますが、できるだけ初めて行くところに対する知識はつけないで散歩しようとは思っています。しかしある程度の知識がないとそこが魅力的かどうか分からないですから、たまにはこういうような本にあたって、面白そうなところを探すのです。また、以前行ったところの資料としての意味も大きく、今度行くならどこに着目すべきか、というテーマを探す手助けにもなります。

私は気に入った本は手に置いておきたい性格なので、町並みをある程度詳しく紹介しながら、写真も綺麗なものを入手したいとは、前々から思っているのですが、まだ購入には至りません。今日借りてきた本の最新版があればいいと思うので、また調べてみようと思っています。

2002年5月17日(金)

今日の2時頃にIGGWの神戸(北野)のページをリニューアルしました。変更点など詳細についてはIGGWの日記をご覧ください。

先日も書いたとおり、今日は大学の新入生歓迎行事のために授業が休講でした。金曜日はわりとハードな授業が多いので、休講はありがたいです。また3連休というのもすごく嬉しくなります。休みが少ないと昼間で寝ていたりすると損したような気になってしまったり、出かけたところが詰まらないと、ひどく時間を浪費したような気になりますが、休みが3日もあると、そんなことはありません。

話は変わりますが、私は散歩に行く際、Pentax MX(LINK)とNew FM2(LINK)を交互に使うことにしています。いつかはどちらかだけ使うようになってしまうだろうと予想していたのですが、似たようなカメラなのがよかったのか、そんなことにはならず、律儀に順番に使っています。これがもし大きさや機能が全然違ったりしたら、高機能で小さい方ばかり使うようになっていたのではないかと思います。

昨日借りてきた町並みの本を見ていると、散歩したくなってきました。五條なんかいいな、と思います。わりと近いですし、マイナーなところみたいですから。私はお祭りとか混んだ町といった非日常の熱っぽい雰囲気が嫌いなので、やはり空いていて平熱の町を目指してしまいます。

2002年5月18日(土)

昼寝をしてしまったために、うとうとしながらも寝付くことができず、ふと気付いたら朝の5時くらいでした。寝付けないときには起きて何かすることにしているのですが、特にすることもないので横になっていたらいつの間にか眠っていました。それで起床は11時半。携帯電話の着信音で目が覚めたのです。電話の主は友人で、一応決めていた旅行の日程を都合により変えて欲しい、という旨でした。9月のことですし、私は暇なので、もちろん問題はありません。日程はまた考えとくね、でおしまい。

昼食を食べて12時半くらい。暇だし掃除をしようかと思ったのですが、全然汚れていないので、床を雑巾で拭いておしまい。10分くらいのものです。

次はカレンダーを作ることにしました。2ヶ月分のカレンダーとその横に自分で撮った写真をA4かB5用紙1枚に載せたものをWordで作っているのですが、5月6月分を作り忘れていることに気付いたのです。昨年末に一年分の日付部分を作ってあるので、載せる写真をレタッチして貼り付けるだけ。今回は奈良町の身代わり猿がぶら下がっている軒先の写真にしました。

それも終わったので、次は月曜日の予習。明日の夜に予習を残すと気楽に遊べないですからね。遊ぶために勉強するというのが、あれですけど。

それ以降は音楽を聴きながらダラダラ。ネットしたり、これを書いたり。

2002年5月20日(月)

メモにも書いた通り、旅行計画が頓挫しそうな気配です。残念ですが、残念がっていても仕方ないので、また違うことを考えることにしました。要するに長く大阪を離れるのが無理だということなので、じゃあ日帰りで行こうよ、と考えたのが神戸です。ちょっと遠くて、わりと誰でも楽しめる町となると、私の乏しい知識からは神戸くらいしか出てきません。姫路もありますが、姫路城と長い商店街以外に魅力的なところを知らないですし、龍野や長浜は町並みが立派な以外にあまり見所がないので、友人と行くには向きません。となると神戸でしょ?

しかし、旅行が頓挫したおかげでお金が浮きます。予算として最低でも4万円を考えていたので、これは大きいです。

4万円あれば前から触れているコシナの40mmレンズも買えます。また、散歩に行き倒すこともできます。散歩の場合1回5000円くらいかかるとしても8回行けます。素晴らしい。どちらかというと散歩の方が有意義のような気はします。今から更にレンズを購入する必要性はあまり感じません。レンズを買うなら、散歩するか、あくまでカメラ関係に投資するとしてもフォーマットを替えるくらいの新鮮さがないとお金を出す意味はないように思っているのです。要するに中判カメラを買うとか、35mmフルパノラマに挑戦するとか、そういうことです。

2002年5月21日(火)

今日は町立図書館に行きました。専門の授業に向けて読んでおく必要のある、島田雅彦の『未確認尾行物体』を探しに行ったのです。開架にはなかったのですが、調べて見ると書庫にあることが判明したので出してもらいました。

それから、カメラ関連の書籍で面白そうなものを借りました。『使うバルナックライカ』と『使うハッセル』という「中古カメラを実用する」というコンセプトのシリーズのものを2冊です。A6版で120ページくらいしかない小さく薄い本なのですが、1700円もするので、欲しいとは思っているのですが、買えないでいるのです。だから、内容を見て手許に置いておきたいものだけ買おう、という考えです。ちょっと見た感じだと前者は購入すべきだと感じます。バルナックライカをいつかは欲しいと思っています(早急にこれについての文章は書こうと思っています)し、ヴァリエーションが多すぎて、独学でその差異を見分けるのはすごく難しそうだからです。

あと、『関東小さな町小さな旅』というガイドブックも借りてきました。IGGWのBooksで紹介している『[新版]関西小さな町小さな旅』の関東編で、写真のクォリティが高く、説明もシンプルで分かりやすいために眺めているだけでも散歩がしたくなる本なので、借りることにしました。今は、ここに載っている町を巡る旅行をしたいな、と思ったりしながら眺めている次第です。

2002年5月22日(水)

今日はブック・オフでいろいろと面白いものを見つけました。

まずはCDで、山下達郎の新しめのシングル『君の声に恋してる』が300円だったので購入。私は新品でシングルは買わないのですが、こういう値段であれば買ってしますね。ファンですし。ちなみにタイトル曲はNTTコミュニケーションズのCMソングで、聴いてみると「そう、これ流れてたな」となりました。

それからカメラ系のムックを2冊購入しました。どちらも中判カメラについての解説書で100円でした。片方は2500円もする本で、掲載されている機種を見ても最新に近いものなのに100円でした。もうひとつは少し古いのですが、実はこっちの方が価値があります。最新機種はサイト上で調べることができますが、古いものはメイカーのサイトから削除されてしまうので、個人サイトで調べるしかなく、これはこれで面倒なのです。それに中古で買う場合はひとつ古いモデルなだけで安い場合が多く、現行モデルとの差異を把握しておけば「この値段なら古いモデルを買ってもいい」のか「高くとも現行モデルを買うべき」なのか判断する助けになります。

あとは文庫本を2冊で、どちらもエッセイです。ひとつは中島らもの『獏の食べのこし』、もうひとつは林望の『イギリスは愉快だ』で、ふたりともわりと好きなエッセイストです。あとイギリス車が好きなのでイギリスには興味がありますし。

2002年5月23日(木)

大学が終わってからさる友人と天王寺で会いました。彼はいろいろと買い物をしていましたが、私はお金を貯めようと思っているので、何も買わずじまい。人が何か買っていると、自分も買いたくなってきます。ちょっと欲しいCDや本もありましたし。

それで7時くらいに家に帰ってきたのですが、まだ明るいんですね。もう晩なのに明るいというのは、何故かワクワクします。もし白夜に遭遇したら、それはそれは楽しいと思います。夜中明るいわけですからね。ただ、白夜が日常だと感覚が狂ってきそうですから、たまに遭遇するくらいがいいと思います。

今日は何か蒸し暑い嫌な感じの日でした。気温としてはそんなに高くないと思うのですが、じとっとして服が身体にまとわり付く感じでした。気温が高くてもカラッとしていて風があると、すごく快適に過ごせるのですが、今日みたいな日は本当に嫌です。もうちょっと夏が涼しいと大阪はすごく快適なのにな。

メモにも書いたように6×6判の写真を撮ってみたいと思っています。難しそうですが、決まるとこれがすごく恰好いいのです。標準レンズとセットで10万円くらいで買えてコンパクトな、Mamiya New 6で写真を撮りたいな、と思っているのです。ただそうなるとスキャナを買わないと写真をアップできなくなるので、出費は更にかさみます。でも、いつかは。

2002年5月24日(金)

今日はすごく暑かったですね。どんどんと夏に近づいていることを実感します。太陽も明るさを増して、春の穏やかな日差しというより、夏の苛烈な日差しに近いものを感じました。

どこかで書いたかも知れませんが、散歩を趣味とするようになってからは、夏もわりと好きになりました。真っ青な空の下、じりじりと太陽に焼かれながらも、古い町並みの残る町をテクテク歩くというのは、悪くありません。ただ、昼からはあまりに暑いので朝から行って2時までには帰るくらいの行程が望ましいですが。それで家に帰ったらさっとシャワーで汗を流して、夕方からは部屋でダラダラするわけです。うとうとしたりして。いいなぁ、夏休みが早く来ないかなぁ。

最近、小遣い帳をつけているのですが、やはり出かけるとすごくお金を使います。大学と家との往復だけなら、月1万円もかからないみたいです。友人と天王寺に行ったり、散歩して写真を現像したりすると、下手したら1回で1万円飛んだりするのに。あと、写真関連のものもお金がかかります。フィルムも買っておかないといけないですし、アルバムも必要になります。

他方、PCはお金がかかりませんね。サイトをいじるのは楽しいですが、これにはお金は一銭もかかりません。そういうあたりがPCのいいところかな。

2002年5月25日(土)

今日は五條に行ってきました。残念ながら古い町並みが残っているのはごく一部でしかありません。しかし、吉野川沿いの道は気持ちいいですし、古い道幅の狭い商店街などもあって、普通の町っぽさ、に魅力を感じるところではありました。何らかの見所を期待して行くとがっかりしますが、古い町並みが残っている普通の町を散歩する、くらいの気持ちで行けば楽しめます。

今回の散歩は5月の初めに購入したカメラ、MF-1の本格的な試写という意味合いもありました。一眼レフでも古い町並みを撮ることが多いので、同じような被写体で比較する方が画質の差を把握しやすいわけです。まだフィルムを現像に出していないので結論することはできませんが、ちょっとした散歩にはちょうどいいサイズと重さと気楽さだと感じました。

帰りに電器屋さんに寄ってフィルムをスキャンできるフラットベッド・スキャナを見てきました。35mm判より大きいブローニーフィルムを使うカメラを買った場合、撮った写真をディジタル画像化するのに必要だからですが、印刷したサンプルしかありませんでした。サイトはディスプレイ上で見るものなので、印刷したものとディスプレイ上での見え方との差異を知りたいと思いました。ただ、印刷したものはすごく綺麗だったことは確かです。

2002年5月26日(日)

フィルムを現像に出しました。今回はMF-1の試写という意味合いが大きいので、やはり出来は気になります。購入直後に試写のために近くの公園を撮ったのですが、プリントしたサイズが違う上に、フィルムも常用しているものとは違ったために、はっきりと一眼レフとの差が判断できなかったのです。都合上明日の大学が終わってからしか取りに行けないので、すごく気になっています。

夏休みに散歩したいところを考えようかと思っています。神戸には友人と行くことになっているのですが、その他にもいくつか行きたいと考えています。

大学がある時には、全然知らない遠いところというのは行きにくいものです。近場か、あるいはまた行ってもいいな、と思っていたところに足が向きます。それはせっかくの休みを無駄にしたくない、という真理が働くからだと思います。だから夏休みには、行ったこともないしどんなところかも分からないところと面白そうな遠いところに行きたいと考えています。具体的には、近くでは通学路である道明寺付近、遠くで言えば滋賀県五個荘などですね。

5月21日の日記に「バルナック・ライカについての文章を書こうと思っている」と書きましたが、あれはやめにしました。画像まで用意しておいたのですが、それよりも中判カメラの方か面白そうだな、と最近思っているのが理由です。

2002年5月27日(月)

メモにも書きましたが、MF-1の写りは想像していた以上のものでした。ただ、青空など被写体によっては周辺光量低下が目立ちます。しかし、広角レンズなので致命的な問題にはなりませんし、被写体を選べば済みます。一眼レフとは違いますからね。

話は飛びますが、「日本語の乱れ」などというテーマで、「最近の若者が使う言葉は云々」という類の議論がよく聞かれます。最近は曖昧なもの言いが話題になっていて、それが気になる、とか、正しい日本語を使うべきだ、という意見が取り上げられます。前者については「勝手に気にしとけば?」としか言いようはありませんが、後者については、まず「正しい日本語とは何か」を定義してから発言して戴きたい。

言葉というのは絶えず変化しているもので、意味が確定しているのは死語だけとも言えますし、用法もすぐに変わってしまいます。なぜそうなったのかを考察するのは大層面白かろうと思われますが、それ以上の価値判断は不可能でしょうし、それをすることは単に自分の好き嫌い、快不快に照らしているだけと言って差し支えないでしょう。

そういうわけですから、ごく個人的な不快感を安易に「若者の言葉遣い」に転嫁するのはやめて戴きたい。不快に感じるのは、その人が「自分の価値観を絶対的だと思っている、狭量な人間」であるからでしょう。そういう経緯で安易に「正しい日本語」という人を私は全く信用していません。

2002年5月28日(火)

中判カメラについての文章を書こう書こうと思っていたのが、やっと完成のメドが立ちました。日記はほぼ毎日更新していますが、文章は5月の頭に追加して以来なので、本当に久しぶりです。

最近気付いたのですが、文章は「こういうことについて書きたい」というだけでは書けないのです。今回の中判カメラを例に挙げると、まず「中判カメラは魅力的だな」と感じて、それについてちょっと書いてみよう、ということになります。しかし、この段階では全く書けません。というのは、「中判カメラは魅力的じゃないか」としか思っていないからです。分析も何もないからです。

ですから、次にすべきことは中判カメラを魅力的に見せている要素は何なのかを考えることです。そして、その魅力を読む人にも分かるように説明する方法を考え、そしてできれば多くの人が知っているものとの対比というカタチにします。そして、具体的な機種などについて、その美点と欠点とを考察し、「私にとってベストの中判カメラとは何か」を導き出すわけです。

もちろんその過程で調べないといけないことはいろいろとあります。しかし、それは私にとって苦痛ではありません。逆にそういう調べものが好きだからこそ、その過程を文章にしてみよう、ということになったのですから。

2002年5月29日(水)

昨日の深夜に中判カメラについての文章をアップしました。

メモにもちょっと書きましたが、天王寺まで本を探しに行きました。明後日までに読んでおかないといけないものなので、amazonなどで注文するわけにもいかず、わざわざ探しに行ったのです。結局、天王寺の旭屋にあったのですが、500円の電車賃をかけて420円の本を買いに行く、という無駄なことをしてしまいました。必要な本はさっさとインターネットで注文しておくのがいいと思いますので、これからは実行することにします。メモに書いたような馬鹿な謳い文句を掲げた本屋(宮脇書店・大阪柏原店)になんてもう絶対行きません。

その帰り、何故かすごく道が混んでいて、普通なら20~30分で着くところなのに、1時間もバスに揺られて帰るはめになりました。まぁ、すごく眠かったのでうつらうつらしながら乗っていただけですから、特にイライラすることもありませんでしたが、これが行きのバスだったりしたら本当に悲惨なことになっていたろうと思います。でも、2時過ぎの特に混む原因のないと思われる時間にあれだけ混むというのは、事故か何かでしょうか。

それから新潮文庫のYonda? CLUBで応募シールを集めて文豪リストウォッチを貰いたいと思っているので、応募しないしあげる、という人は是非ください。

2002年5月31日(金)

今日で5月も終わりです。大学に行くようになるとやはり一ヶ月は長いです。春休みなんてあれよあれよという間にふた月くらいが過ぎていましたが、今は一週間がこれまた長いですから。

今日からサッカーのワールドカップが始まるらしいですが、私はオリンピックを始めとするスポーツ観戦、特に国対抗で戦われるスポーツに全く興味がない、もっと言うと不快感すら抱いているので、そんなのを見るくらいならネットでもしている方がマシだ、と思っています。テレビもワールドカップ色が濃くて、ニュース・ステーションの久米宏なんて髪に色を付けたりして、アホじゃないか、という気がします。舞い上がりすぎじゃないんでしょうか。

これはまぁ、私の周りの人がカメラに興味がないのと同じことですから、私がどう思われているかが分かってわりと面白いです。それに何かに熱中している人というのは、多かれ少なかれ傍から見ると一種の変人である、という面もありますし。

今メイルを受信したらカメラのナニワから来ていたのですが、それを見て梅田にも店舗があることを知りました。最近カメラ屋さんに行っていないので、梅田あたりのヨドバシや他の中古カメラ屋さんをまわりたいと思っているところです。

あと、Yonda? CLUBの応募シールをくれたF井くんありがとう。