2005年8月1日(月)晴時々曇

久しぶりに花火を最初から最後まで見ました。厳密に比較したわけではないので、何とも不確かではありますが、今年はちょっと規模が小さかったように思います。大玉で鮮やかな色彩のものが少なく、大きいものは地味で、鮮やかなものは小さかったように思うのです。また最後も、いつもならまわりが昼の如く明るくなるんですが、今回は夕方くらいの印象でした。ただまあ、もしかしたら、今日は風がなくて煙が停滞し、花火を煙越しに見る結果になったからかも知れません。

ずっと見ていたのは、写真を撮るという目的もあって、撮ってはいたんですが、綺麗には撮れませんでした。昨年載せた写真の方がずっと綺麗なので、ここには載せません。動画で撮ったものはわりと面白いものの、サイズが大きいので。

FED-2はフレーミングを適当にしかできないのが痛いと思っていたし、以前京都を撮った際にはその欠点を痛感しましたが、先日撮った写真を見ると、意外と不満はありません。ギリギリに被写体を入れるようなことをしない限り、わりと「使える」のかも知れません。

2005年8月2日(火)晴のち曇

MDのケースがひとつ失くなっていまして、いつか出てくるだろうと思っていたものの、どこを探してもないので100円均一で購入しました。4つ入り。ケースの背面に貼るシールは手許にあったものを流用できましたが、収録曲が分からないのでネットで検索してみると、ちゃんとありました。ネットは本当に便利ですね。

『24』のシーズン3を見始めました。今回はウィルスによるテロ。話が長いし、止めようかと思っても、面白いのでついつい見てしまいますね。

来年の終わりにはWindowsの新しいヴァージョンがリリースされるようです。今のところ私はXPを搭載したPCを所有していませんし、差し当たって買う必要も感じていませんから、時期的に考えるとXPは使わずじまいになりそうです。

先々月、先月とあまり散歩していないので、今月はみっちりとしたいところです。近くて行ったことのない、面白そうなところを探してみたいとは思いますが、これが難しいんですよね。

2005年8月3日(水)晴のち曇

NHKの『その時歴史が動いた』を見て、アジア・太平洋戦争を経てきた人たちの強さをひしひしと感じました。その人たちが戦後頑張ったからこそ日本の今があると思うし、その以来というもの、個人ではどうか知りませんが、日本人のマスとしての力はどう見ても上がっていないと思います。

満州から子供を連れて命からがら逃げてきた人が、後年インタヴューに応え、柔和な笑顔をたたえて「地獄を見た」と語るときの迫力。その体験の過酷さよりも、それを笑って話せるまでにその体験を乗り越えていることに驚きます。畏敬の念を抱きます。もちろん戦争をしてよかった、というのではありません。その人にそういう体験をさせた戦争を憎みますし、その戦争を止められなかったことが残念でなりません。

昔、といっても私が中学生くらいのときですが、新聞を読むのが偉いみたいな風潮がありましたけど、最近はどうなんでしょうね。子供は新聞を読まされてるんでしょうか。私はだいたいテレビ欄と三面記事しか読みません。あと好きなのは三谷幸喜のコラム(朝日です)。社説なんて読んでも、そんなことないやろ、と思ったり、下手をすると、何言ってんねんアホが、と思って気分が悪くなるので。ネットもあるし、新聞はこれから先、やっていけるのかなあ。

2005年8月5日(金)晴

昨日、自宅の車庫に入れる際に、右前のバンパーを擦ってしまいました。見えない左ばかり気にして、目視できる右側がおろそかになっていたように思います。深くはないものの、わりと広い範囲に傷が出来てしまいショックです。トヨタの「キズナックス」でも試してみようかと思ってはいます。想定外の出費だなあ。

ネットで調べ物をして、気になる情報は手書きのメモとして残しておきます。問題はそのメモを紛失しやすい点にあります。テキスト形式で残しておけば紛失もしにくいですし、用紙も不要で便利ではありますが、PCの電源を入れないと見られないという問題がまた生じてきます。どうするのがベストなのかなあ。

電波式でかつソーラー発電という腕時計が存在します。要するに時刻合わせも電池交換も不要。すごいなあ、とは思うものの、モノとして見た場合に魅力的かと考えると、そうでもないんですね、これが。これは全自動のカメラにも同じことが言えますが、要するに人間がコミットする部分のない機械は全然面白くない。ですから、自動運転の車なんて便利かも知れませんが、わざわざ購入して所有する気がしないと私などは思います。

2005年8月6日(土)晴

すごい雷と雨でした。大阪府南部では1時間に100mmを超える豪雨が降ったところもあるようです。うちの家のあたりでも一瞬昼かと思うくらいの閃光と、お腹に響く雷鳴、そして音楽をかけていてもはっきりと分かるほどの雨音でした。妹と両親はそれぞれ大阪市内の別のところにいたようですが、そう雨は降らなかったようなのでごく局地的だったようです。

サイトのコンテンツもマンネリ気味で面白くないので、新しい方法を模索しているところです。オリジナルなものは難しいので、どこかのサイトの手法を真似させてもらおうかと考えています。

今のところ一番面白そうで、かつ実現させやすいのはFantastic Camera Gallery(LINK)の、カメラの紹介と試写を一体にしたコンテンツです。私はついつい真面目に文章を書いてしまう傾向にあるので、このサイトのような軽くてそれなりに面白いものになればいいな、と。また、IGGWで写真は公開していますが、カメラごとの試写の結果を画像入りで紹介しているコンテンツはないので、その意味でも意義があります。

2005年8月7日(日)晴

妹は明日高速教習を受けるそうです。これが済むと卒業はすぐそこですから、少なくとも今月中には免許を取得できるんじゃないかと思います。

今月の22日で携帯を買って1年になります。機種変更するつもりは今のところありません。auに替えようかと思っていたんですけど、ドコモが11月からの新しいお得な料金プランを発表し、継続し続けるほど安くなるらしいので。auが純増数でドコモを凌駕してくれたおかけです。ドコモとしては減益必至のようですが、ユーザーにとっては大変ありがたいです。

ソ連製カメラに対する興味がまた湧いてきまして、ハーフとレンジファインダーは持ってるから、次は一眼レフなんてよさそうじゃないか、と思ったりしています。

2005年8月8日(月)晴

お酒を飲んで記憶を飛ばしてしまう人がいて、私は経験がないのでどんな感じなのか気になります。でも、おそらくずっと経験しないままじゃないかと思います。まあ、経験したいわけでもないですが、要するに私はお酒に弱いわけです。だから、ある一定量を超えるとしんどくて飲むどころじゃなくなってしまいます。一番しんどかったのは5年くらい前に高校時代の友人と大山(鳥取県)に行ったときの夜で、飲み会が終わって5時間くらいはしんどくて何も出来ない状態でした。

ただ、その場合も2日酔いはなくて、これも未だ経験しないままなんですけど、たぶんこれも結局量を飲めないことに起因しているんだと思います。お酒を飲んで、顔色も変えずにいる人が羨ましいです。私はビール一杯飲んだだけで真っ赤になりますから。

水曜日は月に一度の病院に行く日です。7月は雨でどこにも行かなかったので、今回はちょっと散歩に行きたいと思っています。ずっと前に行った岸和田なんてよさそうかな、と思っています。前回も夏の暑い盛りでした。

2005年8月10日(水)晴時々曇

村上春樹の『ポートレイト・イン・ジャズ』で紹介されているアルバムから、よさそうなものをいくつかピックアップして聴いてみるつもりでいます。メモに書いた借りたCDは、そのうちの3枚というわけです。ひと通り聴いてみたところ、だいたい想像していた通りなのが1枚、思ったよりよかったのが2枚ですから、ヒット率は高いですね。

ヤフオクでニコマートFTを落札してしまいまして、今日届きました。よさそうなものがあったので、他の人が入札している値段+500円を入れておいたら落札されたわけです。ちなみにレンズ付き6500円でした。

もともとは、前々から書いているように、50mm F1.2というレンズにEMは不釣合いだし、EOSはEOSで使いやすいんだけど何かなあ、という気持ちがありました。その上でニコマートがヤフオクでわりと安いことを知って、初めてニコマート・シリーズに興味を持って調べてみると、機械式で露出計内蔵で、デザインも悪くない。中でも一番売れたFTは玉数も多いし使いやすそうだし、何より安い。

カメラを掃除していたら遅くなってしまったので、あとは明日にでも書きます。

2005年8月11日(木)晴時々曇

昨日の日記でちょっと触れたニコマートFTです。末尾のNは大文字だけど小さく表記するのが正しいようです。

全体的に薄汚れていたものの傷はほとんどなく、湿らせた布で拭くと見違えるように綺麗になりました。もしかしたら、あまり使わずに埃をかぶっていたのかも知れません。ただ、モルトプレンはボロボロで使いものにならない状態だったので貼り替えました。

ひと通り見た限り機能的には問題がなく、電池を入れてやると露出計も動作し、精度もほぼ正しいようです。レンズはヘリコイドと絞りリングがすかすかですが、光学系自体は綺麗です。これで6500円は安いと思います。

シャッターダイヤルがマウント基部、絞り込みレバーが軍艦部にあり(LINK)、露出計指針がファインダー内と軍艦部に併設といったちょっと変わった操作性を持っています。凝ってるな、と思うのはシャッター速度がファインダー下部に表示される点と、ミラーアップできる点です。何だかすごくまじめなカメラだなあ。

2005年8月12日(金)曇

昨日に引き続きニコマートFTです。軍艦部に露出計指針があるというのは、他にはちょっとないんじゃないかと思います。使い方としてはよく分かりませんが、ノーファインダーで撮るときに便利かな。

あるいはアイレヴェルでカメラを構える前に、被写体に向けてだいたいの露出を測っておく、という使い方も可能かも知れません。

キャップ類が付属していなかったので、キタムラに買いに行きました。いつも行くのとは違うお店に行きました。ちょっと広めで中古の棚も大きかったですし、意外と近いのでこちらに変えるのもいいかと思いました。しかし、キタムラはアクセサリー類を定価販売してるんですよね。わざわざビックカメラやヨドバシに行くよりは安いわけですけど、ちょっと損した気分ではあります。

防湿庫が一杯になってきたので、撮影済みフィルムを収めたファイルを密封できるケースに移しました。

2005年8月13日(土)曇

ここ数日、雨がぱらついたり、かと思ったら日が差したりと不安定な天気です。上の天気の欄になんて書こうか悩むんですけど、まあおおかた曇だし、ということで曇にしています。

15日の月曜日に高校時代の友人と梅田で飲み会をすることになりました。平日だから深夜バスもあるし、ゆっくり飲めるなあと思っていたら、お盆で運休らしいです。しかも、バスも日祝日ダイヤで終バスが早い。調べてみると、梅田から10時前のバスに乗らないといけないようです。6時半集合らしいですが、まあ飲み始めるのは早くて7時、遅れる人が多いと7時半というところでしょう。

飲み会だけだと電車賃と移動時間のわりが合わないので、散歩でもして、ついでにヨドバシと中古カメラ屋さんを見てこようと思います。予報を見ると天気が悪いみたいですから、ISO400のネガカラーをニコマートに通して、ぽつぽつ撮る感じで。

2005年8月14日(日)雨時々曇

1970年代前半までの一眼レフは、ファインダー・スクリーンにマイクロプリズム/マットを採用していることが多いようです。もっと古いものは全面マットですけど。

私が所有している中ではペンタックスSV(1962)、OM-1(1972)、FTb-N(1973)、そして先日購入したニコマートFT(1967)がそれに当たりますが、私はマイクロプリズムによるピント合わせが苦手です。スクリーンを交換できるOM-1にはスプリット入りのものを入れているくらいです。視度補正レンズがあるとだいぶと違うので、明日梅田の中古カメラ屋さんでニコマートFT用のものを探すつもりです。時代的にFと共通だと思うんですが、ネットで調べても分からないので、店員さんに聞くしかないですね。

今気付きましたが、キヤノンFTb-NとニコマートFTって名前がすごく似てますね。だからどうってことはないんですが。

2005年8月16日(月)晴時々曇

昨日の飲み会では、一次会の初めから終わりまで話し込んでいました。私の大学の話から、文学研究の話に移行し、そこからその友人が好きだという村上春樹の作品に流れ付き、ついでにジャズと私のサイトの話もして。それで2時間ちょっと。

私は村上春樹を中学生のときから読んでいて、考え方も文章も彼の作品とエッセイの影響を強く受けているので、好きと言うにはあまりに密着しすぎています。

話していて友人の読み込み方にびっくりしました。さらっと読んでそれでおしまい、じゃなくて、なぜ自分がその作品に魅かれるのかとか、村上春樹の文章のよさなどを分析しているんですよね。まあ、昔から勉強熱心な人ではありましたが、文学研究をしたら私よりずっと優秀じゃないかな。頭の中で考えていることを言葉にすると、論理的に不整合な部分も見つかったりして、楽しくも有意義な飲み会でした。他の人はひいてたけど、まあ長い付き合いなので気にすることもないでしょう。

ニコマートFT用視度補正レンズはFM/FE系用とF3用どちらも使えました。F3用の方がもとのアイピースと形状が似ていたので、そちらを購入。それをつけて、梅田の夕景を若干コマ撮影しました。露出計も見やすいし、シャッタ速度変更も容易で基本的には使いやすいカメラですが、巻き上げレバーを予備角まで起こさないと露出計が作動しない、という仕様だけは不便です。

2005年8月17日(水)曇

今日はツタヤに行ってきました。夏休みだからか今までにない込みようで、借りるものがあるから行きますが、そうでなければ足も踏み入れたくないような状況です。

ちなみに恒例の『24』だけではなく、劇場版『攻殻機動隊』のサウンドトラックも借りました。アジアのどこかにある架空の都市を想定したというだけあって、最近のテレビ版とはまた違った印象のアルバムになっています。ただ、メインテーマでもある『謡』のインパクトが強いです。ネットで調べたら歌詞の内容も分かりまして、本編との関係を考えるのも楽しい。

ニコマート用にAR-1というソフトシャッターレリーズ(レリーズボタンに取り付けて押しやすくするもの)を探して、ツタヤ近くのカメラ屋さんに行ったんですが、ありませんでした。ニコン・オンラインショップには載っているんですが、カタログを見せてもらうとありませんでした。キタムラに電話して訊いてもありませんから、生産中止して在庫のみなのかなあ。

梅田に行ったときに中古カメラ屋さんで250円で売られていたので、そのときに買えばよかったなあ。

2005年8月18日(木)曇時々晴

ISO800のフィルムを有効活用すべく、富田林寺内町の杉山家に行こうと思っています。この建物の内部は面白い箇所がいくつもあるのに、まだ撮影できていないので。F1.2のレンズを付ければ、相当暗い場所でも手持ちで撮影できるでしょうから。

8月2日の日記に書いたMDケースが見付かりました。探し物をしていて机の抽斗をひっくり返していたら、奥の方にありました。なんでそんなところにあるのか全く理解できませんか。もうちょっと早く見付かれば、買わずに済んだのにな。それに肝心の探し物は見付からずじまいですし。まあ、そういうもんだ、ということですかね。

画像ファイルが増えてきて、またHDD容量が減ってきたので、あまり使わないファイルをMOに移動しました。初めて買ったPCはHDD容量が2GBで、いつもギリギリでしたが、今の20GBでも同じです。HDDはどれだけあっても一杯になってしまう運命にあるんでしょうか。

2005年8月19日(金)曇時々晴

ヤフーのニュースを見ていたら、今年上半期のディジタル一眼レフの販売台数のシェアがキヤノンとニコンで86%だそうです。ペンタックスist*Dなんかもよさそうなのになあ。

先日、ヨドバシの一眼レフ売り場を30分ほどうろうろしていたら、その間だけでも3人がキヤノンのキス・ディジタルNを購入していましたから、キヤノンはよく売れてるなあ、と思いましたが、ニコンはどうなんでしょうね。たまに街で見かけるディジタル一眼も、キヤノンが多いように思います。

ただ、一方でMF一眼レフをじっと見入っている若い夫婦や三十代前半と思しき男性、女の子ふたりもいましたし、八百富ではペンFシリーズをじっと見ている女性やちょっと古いフィルムのAF一眼レフを持っているうろうろしている若い人もいました。

要するに、写真・カメラとあまり親密な関係にない若い人がいきなりディジタル一眼レフを買うというのは、ちょっとしんどいんじゃないでしょうか。レンズ込みで10万円はするわけですから、ちょっと興味があるだけでは。そのあたりに中古カメラ屋さんが喰い込んで、2万円以内でちゃんと使えて恰好いい一眼レフをラインナップして、店員さんが使い方を説明してくれて保証もあれば、そこから写真とカメラの世界に入っていく人も少なくないと思います。2万円くらいなら、使わなくなっても痛みは少ないですしね。

2005年8月20日(土)晴

昨日の中古カメラの話の続き。

私の経験から言って、中古カメラを初めて買うときに障害となるのは「本当にちゃんと写真が撮れるのか」、「壊れたらどうするんだ」という不安です。だから、一応試写をしてそれを明記し、半年でも保証を付ければちょっと買ってもいい気持ちにはなります。デジカメから写真とカメラに触れた人のうちの何%かは、フィルムで撮りたいという気持ちになると思うので、そういう人を取り込むことが大切なんじゃないかと思うわけです。

あと、お店の雰囲気も大切です。入り口が狭くて、店内にお客さんがひとりもいない中古カメラ屋さんは、高級ブランドの路面店よりも入りにくい。そんなお店でも店員さんが「いらっしゃいませ」くらい言ってくれると、私は客なんだから見てもいいよね、と思えるんですが、そこに店員さんがいるのに無視されると、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。私がJR大阪駅近くにある八百富が好きな理由のひとつに、入り口がいくつもあって通路との仕切りがなく、だいたいは何人かお客さんがいて入りやすい点があります。まあ逆に、家電店みたいに店員さんに話しかけられても困るわけですから、難しいところですが。

明日は母の兄弟の家族と心斎橋のホテルに夕食を食べに行くことになっているので、ニコマートを持って夜景を撮り、カメラのナニワで17日の日記に書いたAR-1を探すつもりです。

2005年8月21日(日)曇時々雨

雨が降っていても屋根のあるところから夜景を狙うつもりでニコマートを持参して行きましたが、意外に人通りが多く、雨もひどかったせいでひとコマも撮れず。しかも6時から2時間のバイキングだったので、カメラのナニワも閉店時間を過ぎてしまったため行けず。せめてどちらかひとつでも、とは今さら言っても詮無いことですが。

「フィルムを通せば」のカメラ紹介にそれぞれのカメラの発売時期を載せるべく調べました。それでリストを作って眺めていたら、カメラって着実に進歩してるなあ、という実感がありました。好き嫌いは別にして、機能的にはどんどん充実しています。私の場合MF一眼レフが好きなので、基本的な機能は搭載されているけど露出計なしでマニュアル操作が基本だった1960年代から、自動露出が市場を席巻してしまう直前の1970年代初頭のカメラに愛着を持っています。それ以前はちょっと不便そうですし、それ以降は便利ではありますが使っていて楽しくない。

とはいえ、こうなると使ったことがないタイプのカメラが欲しくなってきたりして。困ったもんです。

2005年8月22日(月)晴

ヤフオクで古いニッコール・レンズ(ニッコール・オート世代)を最近見ているんですが、35mmは少ないです。28mm、50mmや135mmは多い上に価格も手頃なのに対して。Ai-S世代の28と50を既に所有しているので、買うなら35mmだなと思うんですが、中古カメラ屋さんをまわった方が早そうです。

一眼レフの50mmレンズはF1.4が標準というイメージがありますが、私は持ってないんですよね。理由は簡単でF1.7~2クラスが付いている状態でカメラを入手することが多いから。キヤノンFTb-Nにしてもニコマートにしても、買うときはできればF1.4付きがいいいなとは思うものの、その分高くなりますから、まあ暗くてもいいか、ということになります。それに実用する上でも、軽いですし、だいたいはF2.8以上に絞り込んで使うので、わざわざ明るいものを求める必要もないわけです。それに同じマウントで同じ焦点距離のレンズを買い足すのもどうかと思いますし。

不運なことに、父母が北海道へ行く日に台風11号が来そうな気配です。行きの飛行機が欠航になると中止だそうなので、微妙なところです。予想以上に早く行くか遅れるか、あるいは進路が大幅にずれるかしないと無理なんじゃないかなあ。

2005年8月24日(水)曇のち晴

昨日、久しぶりにカメラ雑誌を買いました。ニコンの普及機を扱った特集が掲載されていたので、それに魅かれて。それに記事を飯田鉄が書いていたので、まあ買ってもいいかな、と。読んでいるだけでその文体にイライラするライターが多い中、飯田鉄は好きなんです。特集の内容としては、さらっと経過を触れた感じで、もっと突っ込んでもいいような印象もありますが、知らない機種が多くて勉強になりました。

今日は地蔵盆だったので、中学以来行ってないし、ちょうどISO800のフィルムを通したニコマートもあるし、と8時半くらいからでかけました。ゆっくり歩いても5分くらいの近いところなので、まあ終了時間の9時までには充分着けるだろうと、写真を撮ったり、公園に寄ったりしながらぶらぶらと。そして、お地蔵さんが見えるところまで来たら、誰もいない。提灯もない。8時までだったみたいです。要するに撤収したあとだったわけです。

24EXのフィルムを通して10日、まだ6コマも残ってるんですよね。

2005年8月25日(木)曇

台風は近畿地方を綺麗に避けてくれたみたいで、父母は無事飛行機で飛び立つことができたようです。

村上春樹の『海辺のカフカ』を本格的に読み始めました。実際には一ヶ月くらい前にさわりの部分だけは読みんでいたんですが、ふたつの物語の接点がよくつかめなくて放置したままになっていたのが、ちょっとした待ち時間にマクドナルドで読み進めたら面白くなってきまして、今日の夜下巻に入りました。読み終わるまで眠れそうにありません。いくつかのストーリーが同時進行で語られ、次第にその接点が明らかになっていく、というのは『24』に似ている気もします。

今日の夕食は私が作りましたが、わりと楽しいです。冷蔵庫の中をチェックして、何を作ろうかと考えて、プラン通りにできるというのは面白いものです。充実感もありますしね。ただ、片付けるのは苦手です。私は作る係りで、妹が片付ける係り、というのがベストのように思うんですが、そうもうまくいきません。明日はみんなで出かける予定なので、夕食は外で食べようと思います。

2005年8月26日(金)晴

昨夜『海辺のカフカ』を読了しました。どちらかというと10代の人向けかなと思いますが、面白かったです。主題というか、言いたいことがすごくはっきりしている作品だな、という印象を持ちました。その他の要素の意味を吟味する必要はあるにしても、論文は書きやすいんじゃないかな。まあ書く必要はないんですが、ついつい考えてしまいます。

今日は出かけたついでに梅田の八百富に行ってAR-1を2つ購入しました。少し使ってみたところ、ちょっと邪魔なような気もしますが、シャッターが押しやすくなることは確かなようです。ひとつ262円(税込)ですから安いものです。ヤフオクでは未開封新品を1000円くらいで出品しているのを見ますが、こういう単純なものは中古で全く問題ないと思います。画像はまた後日アップします。

今日はすごくいい天気でした。空はすっきりと青く、雲も程よく浮んでいる。夕方になると涼しくなりましたし、そろそろ秋ですね。それに日中も暑いとはいえ、以前のようなじりじりとしたものではなくなりつつあります。本格的に散歩する季節が近づいてきたなあ。

2005年8月27日(土)晴

昨日撮影したOBPの写真です。ビルの10階の窓越しに撮りましたが、コントラストはいいですね。手前が大阪城のお堀で左後方のビル群はOBP(大阪ビジネスパーク)。

ニコマートはモルトプレンを張り替えたので、光線もれがないかのチェックも兼ねての試写でしたが問題ないようです。それにしてもモルトプレンは厄介です。このサイトをご覧の皆さんはご存知でしょうが、加水分解してベトベトになり、それを過ぎるとポロポロになります。レチナやFED2などの古いカメラや、逆にEOSのような新しいカメラには使われていないものの、私の好きな時代のカメラにはふんだんに使われています。そんなわけで自分で張り替えられるように訓練しても、あの作業を考えるとちょっとくらい高くてもモルトプレンが綺麗なものを買いたいと強く思います。

昨日購入したAR-1の画像も載せておきます(LINK)

2005年8月28日(日)曇時々雨

ニコマートFTの紹介ページ用の文章を書いていたら、長くなりすぎました。思い入れがあると書きすぎる傾向にあります。長いとダメというわけでもないですが、長くなると読みにくいし、ついつい説明しすぎるのでコンパクトにまとめようと思います。あと、変わった操作性なので各部の説明ページも作るつもりです。画像はありますから。

村上春樹の『アフターダーク』を読み始めました。これはハードカヴァー。まだ文庫が出ていないので、父と一緒に古本で買いました。『海辺のカフカ』は最近文庫が出て父が購入したので、それを借りました。『アフターダーク』は7割方がた読んだところです。まだ全体像が見えてきません。エピソードとしては面白いので読み進むのに苦はありませんが、どうなるんだろう、と気になります。

涼しくなってきたので、遠出したいです。久しぶりに神戸をひとりでぶらぶら歩くのもいいし、京都もよさそうです。京都を散歩するついでに、一澤帆布に寄りたいとかねがね思っているんですが、まだ実現させていませんし。

2005年8月29日(月)晴

『アフターダーク』はよく分からないままに読み終わってしまいました。論文は非常に書きにくい小説だと思います。主人公のマリがいろいろな人と出会って打ち明け話をすることで、自分の抱えている問題を相対化していく過程がメインとしてあります。それはそれで分かるんですが、いろいろと分からない状況や事件がいくつかあって、それがどうも落ち着かない。リンクしているようなんですが、どうリンクしているのかが分からないわけです。それに「視点」についてもちょっと分からない。知りたい人は読んで戴くか、ネットで検索して戴ければいいと思うので詳しくは書きませんが、いろいろと考えてみたいと思います。

『アフターダーク』というタイトルは日没後という意味と、作中に登場するタカハシがジャズ・トロンボーンを始めるきっかけになったカーティス・フラーの『ブルース・エット』というアルバムに収録されている『ファイヴスポット・アフターダーク』という曲に依ると思います。ちなみに私はトロンボーンの音色が好きで、ジャズをやるならトロンボーンかベースだな、とは思っています。

コシナのウルトラワイドヘリアー15mmF4.5はニコンFマウントがあるんですね。ニコマートFTはミラーアップできるので使うことができます。超広角は苦手なんですが、ディストーションは少ないようで使いようによっては面白そうです。7万5000円というのも画角を考えると手頃です。

2005年8月30日(火)雨時々曇

『24』のシーズン3もそろそろ大詰めです。明日2巻借りたらそれでおしまい。今回はわりとしんどい話だっただけに、すっきりと終わって欲しいと思います。もうすぐレンタルが開始されるシーズン4ではキャストが一新されるらしいので、もしかしたら多くの主役級の人物が死んでしまうという最悪の結末かも知れませんが。

がっしりとした三脚を買いたいと以前書きましたが、いろいろと種類が多くて決められず結局買わずじまいでした。最近また気になってきてちょっと調べてみたら、スリックのエイブル300EXという機種に行き当たりました。価格もサイズも手頃です。基本的には室内でデジカメを使ってカメラやレンズの写真を撮るために使うとはいえ、屋外で一眼レフを載せたときにも不安定じゃないようなものがいいな、と思いまして。ヨドバシにわりと大きな三脚コーナーがあるので、そこで他機種と比較検討して決めたいと思います。

ヤフオクで見ているんですが、あまり中古でよさそうなものはないみたいです。すごく古いものなら安くで手に入りますが、使いやすそうじゃないんですよね。まあ、三脚なんてそうそう買い替えるものでもなし、コレクターもたぶんいないでしょうから、流通量が少ないんでしょうね。

2005年8月31日(水)曇

『24』シーズン3のラスト2巻を借りてきました。各2話収録で1話42分見当なので、一気に見るとして2時間48分。たぶん結末が気になって途中でやめることはできないでしょうね。

ディジタル一眼が普及してきたので、高価格帯のレンズ一体型デジカメは売れないのかと思っていたら、7万円から8万円台で新しいモデルも登場しているようです。すごくニッチ市場のような気がするし、開発費も莫迦にならないと思うんですけど、メイカーがわざわざ作るからには売れるんでしょう。あるいは画質についてそれほどシビアじゃない人にとっては、悪くない選択なのかも知れません。

キヤノンがコンシューマ向けに35mmフルサイズ撮像素子を搭載したディジタル一眼、EOS 5Dを出すみたいです。やっと出たか、という印象です。EOS-1Dsはボディだけで80万円ですし、サイズもちょっと大きすぎますから、ちょっとアマチュアが普通に使うわけにはいきません。やはり気になるのは価格です。50万円を切らないと手が出ないと思うんですが、それだと安いような気もしますし。