2002年10月1日(火)

発表に向けて、論文を探してきました。村上春樹のものはたくさんあるので、使えそうなものだけをピックアップしてきました。整理を容易にするためか、雑誌を4号くらいまとめてひとつの本にしたものなので、いらない部分まで持ち歩かなくてはならないのは非常に重くて不便ですし、すごく無駄なことをしている気分になります。まぁ、持ち歩くものじゃないから仕方ないのかな。

それで、メモ(最近ちゃんと表示されてますね)にも書いたように、散歩は京都にしようと思っています。平日なら空いてそうですし、重要伝統的建造物群保存地区をまわっている私としては、やはり産寧坂には一度は行ってみたいのです。

それで今天気予報を見たら、明日の京都府南部は29℃だそうです。これって夏の気温ですよね。メモに去年の10月は暑い日があったらしい、という趣旨のことを書いた途端に、同じことになりました。しかし、29℃はちょっと行きたくなくなる気温です。まぁ、授業が始まるのは8日なので、それまでに涼しくてそこそこの天気の日が巡ってくることに期待しましょう。

2002年10月2日(水)

昨日借りた論文は國文学という雑誌に収録されているものがほとんどなのですが、ちょうど1985年の3月号に中上建次と村上春樹の対談が企画されているのを見つけました。中上建次はすでに故人ですが、村上春樹とは対照的な作家と言われている人です。私は専門の授業で「岬」という作品を読んだだけですが。対談といっても、私はやはり村上春樹の方に注目して読んでしまうわけで、「共同体体験の希薄さ」というあたりには、今回の発表でも使えるんじゃないかな、と思っています。

あと、ジャズについての話もあって、面白く読みました。村上春樹がウエスト・コーストのジャズが好きな理由とかね。あと、中上建次が対談の中で話しているんですが、ジャズを聴き続けた場合に感じる疎外感についても、なるほどそれはあるな、と思いました。素晴らしい音楽だということは分かるんだけど、それが私のどこにも繋がっていない哀しさ、ということですね。

散歩ですが、何か、明日も暑いみたいです。ただまぁ、暑いとは言っても真夏ではないので、今日みたいに風があってそれが冷たいと問題はないようには思います。どうするかな。

2002年10月3日(木)

今日は産寧坂に行こうと思って、電車代と時刻表まで調べたのですが、結局行きませんでした。

眠れなかったもので、ついつい「めぞん一刻」を読み始めてしまったのです。寝る前にあまりに面白い本を読むと徹夜してでも読みきってしまうことは分かっているのですが、「めぞん一刻」はすでに5度ほど読んでいるから、まぁ区切りのいいところでやめて眠ればいいや、という考えは全くもって甘かったようです。きっちり徹夜しましたよ。困ったもんです。

発表の準備の方はあまり進んでいませんが、論文を読んでみて、方向性はおぼろげながら見えてきました。ただまぁ、論文から得た方向性をどう自分の論にするか、というのが難しいんだろうと思いますが。うーん、気が重いなぁ。

産寧坂散歩についてはまたの機会にしようと思っています。私はやはり秋特有のからっとした天気の涼しい日に行きたいのです。明日はまた暑いみたいですから。わざわざ行く必要はないかな、と。

2002年10月4日(金)

先日、オリンパスとコダックがメイカー間のレンズ・マウントの互換性を確保するFour Thirds Systemというディジタル一眼レフの新規格を策定し採用することに合意したそうです(LINK)。まぁ、合意しただけで、これから賛同メイカーを募り、製品化をすすめていく、ということになので、すぐに我々が購入できる商品が出てくる、ということではありません。

フィルム・カメラの世界では何度か標準マウントらしきものを作る動きがあったものの、それはどれも成功していないので、今回のFour Thirds Systemもダメなんじゃないかと思います。メイカーはカメラでもレンズでも儲けたいでしょうからね。

それに、Four Thirds Systemの位置づけがよく分かりません。35mmフルサイズCCDを搭載したディジタル一眼レフの価格が下がれば、全く魅力がなくなるのではないか、ということです。そういう過渡的なものは普及しないんじゃないかな。

ただ、価格的に安くて画質もよければ、ある程度のシェアは確保できるでしょう。でも、各メイカーが真剣にレンズを開発したりするようになるのかは疑問じゃないかな。ユーザーとしてはそうなって欲しいですけどね。

2002年10月5日(土)

今日から、機動戦士ガンダムSEED(LINK)というアニメが始まりました。私は初代ガンダム以外にはあんまり興味がなくて、これまでもいろいろなシリーズがテレビで放映されていたのは知っているのですが、見るには至りませんでした。

実は今回のシリーズも今日から放送開始だということも知らず、見る気はなかったのですが、初代ガンダムっぽいというような話を聞いていたので面白そうかな、とは思っていたのです。

それが、ふと今日の新聞のテレビ欄を見た時に、機動戦士ガンダムSEEDが午後6時から始まることを知ったのです。そうなると特に見ない理由もないので、ヴィデオに録画しました。見るのなら全てを手許に置いておきたいですから。

予想していた以上に面白かった、というのが私の感想ですが、あまり期待していなかったからだけかも知れません。

ただ、こういう熱狂的なファンが数多く入るシリーズの新作というのは難しい部分が多いと思います。今までの作品とは全く違うものにするのか、ある程度の共通性を持たせるのか、というところから、共通性を持たせるとしたら、どのあたりで独自性を発揮するのか、というあたりです。今回のシリーズは多分に初代ガンダムに近い部分があると思いますが、これからどうなるのか楽しみです。

2002年10月6日(日)

久しぶりにデジカメを持って散歩しました。

やはり、デジカメというのは手軽です。この被写体を撮っておくか否か、で悩むことはありません。撮影枚数がある程度以上であれば、何でも撮っておけばいいのです。しかも、自動露出、AFですから、何をどう撮るか、ということだけ気にしていればいい。

しかし、自宅に帰ってPC上で見ると、がっかりします。細部はきちんと描かれていないですし、色もどんよりしているので、全体的にぼんやりした感じだからです。これには被写界深度が深いためにどこにピントが合ってるかよく分からないことも影響しているとは思います。フィルムで撮ったものをディジタル化したものと比較すると、その差は嫌というほどによく分かります。

だから、デジカメはたまにしか持っていかないのです。ちゃんと撮れている必要のないところ、すなわち、カメラがないと寂しいけどお金を出して現像してもらうほどでもない、というところに行く場合にしか持って行きません。

Four Thirds Systemでも何でもいいですが、ちゃんとした写真が撮れるカメラじゃないと誰も買わないと思います。

2002年10月7日(月)

雨が降って、やっと涼しくなりました。今日、昼前に起きたら寒かったくらいです。もうちょっと早く涼しくなってくれたら、京都あたりを楽しく散歩できたのに残念です。明日から大学ですから。発表もありますし。

最近、日記を書いているからか自分の文章をほとんど書いていません。以前は書きたいものがいくらでもある、という感じだったんですが、今は書こうと思うものはあるのですが、書き始めると進まないのです。そんなわけで、この日記を不定期更新にしようかと思っています。何か考えたことがあったら書く、というように。メモもあることですし。

サイトというのは趣味でやっているのですが、ある程度のアクセスがあると、そして毎日見てくれている人が身近にいると、義務感みたいなものが出てきてしまいます。それに、私も毎日見に行っているサイトの更新がないとがっかりしますからね。

2002年10月8日(火)

今日の帰り道、途中の駅で50代くらいのサラリーマン風じゃないおじさんが乗ってきました。どこかで見たことのある顔だなぁ、と思ってずっと考えていると、はたと思い出しました。中学高校時代に学校と契約して週に何度かスポーツ用品(体操服とか室内履きとか)の販売に来ている人だったのです。

私は中高一貫の学校に行っていたので、学年で顔の知らない人というのはほとんど皆無ですし、親しい友人も私としてはわりとたくさんいたので思い出も多いです。でも、毎週スポーツ用品の販売があったなどという、ある意味ではどうでもいいことは綺麗さっぱり忘れていました。

それでスポーツ用品販売についてちょっと思いをめぐらせてみると、私は6年間同じ体操服で凌ぎました。それだけ身長が伸びなかったということでもありますし、ああいうのってわりと高いんですよね。夏用と冬用とありましたし。そういうわけで、それを着てどこかに行くわけでもないので、ボロボロになっても気にせず着ていたわけです。あと、柔道着というのもありました。あんまり使わないものだから、まだ生地が硬いままで、おそらくどこかの押入れに仕舞ってあると思います。誰か使う人いないかなぁ。

2002年10月9日(水)

12月に横浜に行こうかと思っています。調べてみると、新幹線で行って2泊で4万円くらいで行けるみたいです。ついついお金の話をするのが私の悪いところなんですが。

夜行バスなら新宿まで往復1万円以下で行けるのですが、2泊するとなると足掛け5日はかかる上に、移動で疲れるという問題があるので、できれば新幹線がいいですね、やはり。思うに、飛行機というのは空港までのアクセスの不便さがあるので、ある程度の距離がないと逆に不便です。出発の1時間前に空港に来てください、ということもありますし。

2泊といっても、土日を使えば大学を1日休むだけで済みます。ただまぁ、土日はどこも混んでいるだろうとは思いますが、そこまで欲張ると3日大学をサボることになってしまいますからね。無理というものです。

2002年10月11日(金)

11月23日にゼミ単位での発表があるそうです。ゼミでテーマを決めてそれについての発表をするんですが、うちは太宰の「思ひ出」になりました。村上春樹と比較しても、太宰の方が論じやすいと最近思うので、わりと楽しみです。それに共同作業で準備を進めていく関係上、頑張るしかないですからね。うちのゼミは2人しかいないので、私がサボると大変なことになってしまいます。

それから、調子の悪かったThinkPadは最近快調です。起動途中で停止することもなくなりました。機械というのは不思議なもので、こう書くとまた停まったりするんですけどね。原因はソフトウェアだったみたいです。前々から挙動が不審だったものをアンインストールしたら復調したので、おそらく。

ここ数日、いろいろと忙しかったのですが、夏休みの救いようのない退屈さよりはマシです。私の場合、暇だとついつい、わりと暗い方向に考えが進みがちになる傾向にあるようで、鬱の一歩手前、という状況だったこともあります。やはり、多少は忙しい方がいいみたいですね。

2002年10月12日(土)

昨日の発表のために読んだ論文をコピーしました。実は、コピーしなくていいかなと思っていたのですが、もう一度読みたくなった時に手許にあるとやはり便利でしょうから、全てコピーしておくことにしました。これからも、読んだ論文はコピーしておこうと思います。どれだけ読んだか分かりやすいですし、そういえばどこかの論文にこういうことが書いてあったな、と思い出して参照したい時にも便利です。

しかし、こういうものこそ、ディジタル化すべきではないか、と思います。論文を発表する段階で、データベース化してくれないものでしょうか。無償じゃなくても大学がお金を払って学生は使えるようにするとか。それでキーワードで検索できれば、自分が必要としている論文を手に入れる手間が格段に省かれます。

目録で論文のタイトルと掲載雑誌を調べて、書庫に取りに行く、書庫にない場合は複写してもらう、というシステムはあまりに面倒です。どうでもいいことばかりがディジタル化、オンライン化されて、本当に面倒なことはまだ面倒なままのように感じます。

2002年10月13日(日)

多くの人が一時期、太宰治の小説に魅了されることを指して「はしかのようなもの」と言われます。要するに誰でも一度はかかるけど、すぐに治る、という意味です。これはこれで失礼な言い方だよな、と「はしか」にかかっている私は思うわけですが。

それで「はしか」が治った人々が言うには、太宰は子供っぽい、自己弁護と自惚れが過ぎるというようなことを言うわけです。これは実際にその通りで、私もそう思います。しかし、私は同時に、自己弁護と自惚れの背後には、絶え間ない自己否定と劣等感があったのではないか、と思います。バランスを取るための自己弁護と自惚れだったのではないか、と。ならば、何ゆえに太宰はそういう性質を得るに至ったのか。これは大変に興味の湧くところです。

それに、私は「はしか」にかかれないオトナほど面白みのないものはないのではないか、と考えています。

2002年10月14日(月)

伊賀上野に行ってきました。三重県に行くのは、記憶にある限りでは初めてだと思います。わりと寂れた町ですが、そういうのは個人的には嫌いではないので、あまり人がいなくて、祝日だからか閉まっている店の多い通りをぼちぼちと歩くことができました。

城下町なのですが、町並みという意味ではそんなに特筆すべき点はないように思います。そういう意味では丹波篠山の方が「妻入り商家群」や武家屋敷があるので面白いですね。ただ、100年程度前に建てられた擬洋風建築の校舎が2棟あって、これはよかったです。ひとつは現役の高校として使われているので入ることはできませんでしたが。何にしても、きちんと作られた建物というのは気持ちがいいものです。

それから、このあたりは芭蕉が生まれたところなので、芭蕉に関連した施設や句碑などがあり、俳句が好きな人にとっては見所が多いのかも知れません。生憎、私は俳句に興味がないので、芭蕉生家を訪れたのみです。

2002年10月15日(火)

今日は免許の更新に、地元の警察署まで行きました。朝から免許証用の写真を撮って、それと更新と講習にかかるお金を持って。初回更新なので講習がある、ということだったので、講習って何をするんだろう、と心配していたのですが、後日するらしいです。まぁ、その場で私ひとりだけに対して2時間もできないですから、考えれば当然なのですが。具体的には指定された日に地元の公民館で講習を受ければ、その場で新しい免許証がもらえるようです。しかし、面倒ですね。

そのついでに昨日現像に出した写真を受け取りに行きました。できは普通です。でも、最近は28mmレンズが使いにくくなってきました。やはり、50mmあたりが快適です。ニコン用の50mmレンズは大きく重いヤツなので、薄くて軽い45mmレンズを買おうかな、とふと思いました。

あと、愛用していた細字のボールペンのインクのでが悪くなって大変に不快です。1/3くらいインクが残っていたのに。インクのでの悪いペンほど不快なものはありません。それで同じタイプで色と太さが違うペンで代用したのですが、こちらは逆にインクが出すぎて乾かないのです。明日、新しいものを買おうと思います。

2002年10月16日(水)

今日は本当にひどい渋滞でした。理由は不明ですが、駅まで1時間もかかるというのは初めてじゃないかと思います。ただ、偶然にも早めに出ていたので、気楽に居眠りをしていただけですが。これがいつもと同じ時間に出ていたら、ゼミ発表のための集まりだということもあって、寝ているどころじゃなかったでしょうね。

それから、メモにも書いたように10月末から11月の初めにかけての5連休が待ち遠しいです。私はあまり大学が好きではないので、休みに何をしようか、と考えながら平日を凌いでいる面があって、連休があると元気で出てきます。10月を凌げば連休だ、という考えで頑張るわけです。

昨日書いたボールペンを購入しました。考えてみれば、このペンは最後の方になると必ずインクが出にくくなるという症状に見舞われるようで、未だインクを使い切ったことがありません。細字なだけあって、それだけデリケートなのか、単に私の筆圧が強すぎるのか分かりませんが、もうちょっと丈夫にして欲しいものです。

2002年10月17日(木)

何か、11月の頭に大学祭があるらしいです。私はそういうのに全然興味がないですし、はっきり言って、私としてはなくなっても一向に困らないので、好きな人が勝手にやればいい、というスタンスでいます。これは昔からそうで、高校の文化祭にも行ったことがありません。

だいたい、実行委員とかそういうのが愚鈍なんです。もちろん、それは運営の大変さゆえでもあるし、そこで得た経験は当人にとっては血となり肉となるんだろうとは思いますが(私も高校時代に内部にいて思いましたが)、周りの人にとっては迷惑この上ない。だからこそ、好きな人が勝手にやればいい、と思うわけです。

しかし、大学は嫌なら行かなければいいだけですが、高校ともなると「全員参加」という意味の分からない掛け声のもと、行かないことは非難されるべきことだ、というような印象を醸し出します。まぁ、そんな中を「貴様らアホか。勝手にやってろ」とひとりで毒を吐いて、ばっちりサボってたんですけどね。

2002年10月18日(金)

10月末から11月の初めにかけてお休みなので、どこかに行こうと思っています。12月には横浜に行く予定なので、あまりお金は使えませんが、ちょこっと散歩には行きたいとは思っているのです。秋晴れの日を狙って、神戸あたりがいいかな。紅葉には早いですが、10月の後半というのは、相楽園内の旧ハッサム邸と王子公園内の旧ハンター邸の公開時期がちょうど重なるのです。

前にもちょっと書きましたが、やはり青空というのは素晴らしいです。曇空だと、本当にちゃんと考えて写真を撮らないとひどいものに見えてしまうのに対して、背景が青空であるだけで、多少の問題点は隠れてしまいます。

紅葉はやはり見に行きたいですね。私の場合は紅葉だけ、というのではなくて、紅葉の中の町並み、というのが理想です。そういう意味では嵯峨鳥居本もいいのですが、行ったばかりなので。一昨年行った、談山神社もいいな、とは思っています。

2002年10月19日(土)

神戸に行きたい、と昨日書きましたが、調べてみると相楽園は水曜日が休みで、王子公園木曜日が休みなのです。要するに10月30日(水)と31日(木)のどちらに行っても、片方にしか入れない、というわけです。一日で両方ともまわる、という目論見は脆くも崩れ去りました。ただ、相楽園の旧ハッサム邸は11月23日まで公開しているので、優先するなら王子公園内の旧ハンター邸の方でしょう。すなわち、行くなら10月30日、ということです。いい天気だといいのにな。

この時期悩むのが、どんな服を着ていくか、ということです。室内は熱気がこもって蒸し暑いことがあるので、あまり厚着はできないですし、朝はさがに寒いのでそう薄着でもいけません。私はそういう要求に応える服をあんまり持っていないので、だいたい同じような感じになっています。まぁ、誰も見てないから気にすることもないんでしょうけど。

服装という意味で言うと、散歩は秋から冬の方がいいですね。ポケットがいっぱいあって、必要なものをどこに仕舞うか悩まなくて済みます。夏場、短パンのポケットに携帯とメモ帳とペンとレンズキャップとハンド・タオルを入れたりすると、それはそれはみっともない上に動きにくいですから。

2002年10月20日(日)

メモにも書いた通り、友人と街に遊びに行くことになっていたのですが、きゃつは1時間半も遅れてきやがりました。待たされた最長記録じゃないかなぁ。まぁ、そのおかげで寄らないつもりだった本屋さんとCDショップで面白いものを発見して購入したのでよしとしましょう。ただ、腹いせに今度私も2時間くらい遅刻してやろうか、と思っています。

安原製作所(LINK)というカメラ・メイカーから「秋月」という距離計連動式のコンパクト・カメラが発売されます。今の感覚からいうと、そんなにコンパクトじゃない印象ではありますが、1970年代のコンパクト・カメラとオリンパス・ペンを合わせたような似た印象のカメラで、焦点合わせとフィルム巻き上げ巻き戻しが手動という凝りようです。そのわりにフラッシュが付いているのが面白いですが。

まだ発売されていませんし、価格も未定なのですが、欲しいなぁと思います。というか、こういうカメラがあれば買うのに、と前々から考えていたものにすごく近いんですよ、これ。

2002年10月21日(月)

私が所属しているコースにはいくつかゼミがあり、その中のふたつはサイトを持っています。しかし、うちのゼミにはないのでちょっと作ろうかと思っています。ただ、ゼミ生が少ないですし、ゼミ間の交流というのはあんまりないので、ゼミの内容を紹介するだけになりそうではありますが。しかしまぁ、これからどのゼミにするか悩んでいる人のためには、多少なりとも役に立つでしょうから、作ること自体が無意味ではないでしょう。

このごろ自分の文章を全然書いていません。この日記で気になることは書いてしまうので、深く考えないままにまた違うことに目が向いてしまうことが多いのと、最近は発表に向けてすべきことがたくさんありますから。まぁ、自由に使える時間があれば書ける、というものでもないですけどね。

それに、書いた文章は全てサイトにアップするかというと、そうではありません。やはりできがよくないものは外すわけで、それなりの文章を書けるのがいつになるか全く不明です。

2002年10月22日(火)

メモに書いた欲しいカメラというのは、ライカのII(ローマ数字の2)fというヤツです。バルナック・タイプと言われる所期のライカの後期のモデルで、III(ローマ数字の3)fからスローシャッターなどを省いたもので、比較的安価(安いM型ライカの半値以下で手に入る)で作りもいいのが魅力です。端的に言えば、機能と作りと価格のバランスがすごくいい、というわけです。

最近、バルナック・タイプの価格が落ちてきている、という話も聞きますし、35mmフィルムを使う手持ちカメラの源流であるライカを使ってみたい、というのは建前で、単にカメラとして面白そうだから欲しいというのが本当のところです。

まぁ、横浜に行くのでそうすぐには買えないですから、あくまで目標として、ということです。レンズもいろいろと種類があるので悩むところですが、これは順当にコシナ製の標準レンズにしたいと思います。クラシック・レンズにはあんまり興味がないのです。安くてちゃんと写ればそれに越したことはない、という感じですね。

2002年10月24日(木)

ゼミ発表の準備に追われっぱなしで、他のことがほとんど何もできません。それに研究の対象である「思ひ出」を読んでいけばいくほど訳が分からなくなってきました。そのせいでいくら調べて議論をしても、濃い霧の中にいるような気持ちになってしまいます。困ったことです。

それと明日までに夏目漱石の「野分」を読んでいかないといけないものの、買うのはもったいないので図書館で借りようと思っていたのですが、なんと今日は休館でした。前にも書いたような気がしますが、平日に休むな、と私は声を大にして言いたい。それで青空文庫で探すと運良くあったので、ダウンロードしました。しかし、これが長い。PC上で長文を読むのは苦手なので、プリント・アウト(おそらく50枚くらいになりそうです)するか、家のどこかに全集があったような気もするので探してみようと思います。

最近、趣味で読書してないなぁ、とふと思いました。

2002年10月26日(土)

今日は朝から大学にゼミ発表の準備に行って、午後から神戸に行きました。向こうに着いたらすでに暗かったので、散歩はほとんどできませんでしたし、写真はあまり撮れませんでしたが、北野ホテルとムスクの所在地や見たことのない異人館を発見したので、滞在時間のわりには実りは多かったですね。

明日は京都に行きます。わりと寒いみたいなので、じっくりと散歩しようと思っています。できれば三条から祗園を経由して産寧坂のあたりまで行きたいと思っています。天気はあまりよくないみたいなので、50mmレンズで町並みの細部を撮っていこうかな。

来週は大学祭による連休があると前に書きました。しかし、ゼミ発表の準備も佳境に入りつつあるので、その準備によって潰れそうです。それにしても、ゼミ発表がこんなに大変だとは思いませんでした。これと較べたら、授業内の発表なんて遊びみたいなもんですよ。いや、本当の話。

2002年10月27日(日)

今日は寒かったですね。木枯らしが吹いた、ということも聞きましたが、京都は昼間も寒かったです。しかし、私は適度に寒いのが好きで、こういう季節になると散歩したくなります。今年は発表があってそうそう行けない気はしますが。やはり、何かしないといけないことがあると気になってしまってダメです。差し当たって一週間くらいは暇、という状況が理想ではあります。

メモにも書きましたが、それにしても京都は人が多い。三条、四条あたりに行ったので、おそらく京都でも最も人が多い地域のひとつだと思いますが、それにしても。私はだいたいマイナーなところに平日行くことを基本姿勢として散歩してきましたから、なおさら感じられるのかも知れませんが。真冬か真夏の平日にでも行かないと空いていないでしょうね、あのへんは。

最近寝不足です。京阪電車の中で、ずっと寝ていました。私はあんまり散歩に行く途中の電車の中では眠らないのですが、今日は走り出したらすぐに寝入ってしまいました。今日はゆっくり寝ようと思います。

2002年10月28日(月)

今日フィルムを現像に出したのですが、あいにくゼミ発表の準備で取りにいけなかったので、明日になりました。神戸がちょっとと京都を1本強撮っているのですが、京都では行く予定のなかった花見小路を撮ったので楽しみです。京都っぽいところでしたし、メイン・ストリートからちょっと奥には入ると空いていていい感じだったのです。神戸北野の夕暮れ、というのも面白そうではありますけど、如何せん枚数が少ないですから。

大学で「孤独なグルメ」という漫画を買いました。主人公がひとりで町の食べ物屋さんでご飯を食べる、という話なのですが、これがすごく面白い。人はおいしいものを食べるとそれだけである程度は幸せになれるんですよね。

私の場合、ひとりで散歩をしてもあまり知らないところには入らないのですが、今度からちょっと気になるところに入ってみようと思います。チェーン店というのは、どこでも同じものが出てくる安心感という点ではいいのですが、面白みはないですからね。

2002年10月29日(火)

私はコンパクトなものが基本的に好きで、カメラにしてもPCにしてもクルマにしても、機能的に満足できれば小さいものの方に魅力を感じます。カメラなんかはその最たる例で、私はコンパクト一眼レフしか持っていません。ピントが目で確認できて、レンズ交換ができて、質感もわりとあって、それでいて小さいとなるとMFの古めの一眼レフがベストだと私は思います。同じ35mmフィルムを使うカメラなのに1kgもあるカメラなんて買う気がしません。

PCも今度買うなら小さいラップトップPCにしようと思っています。私にとって必要なPCのスペックなんてたかが知れていますし、手も小さい方なので問題はないと思うのです。クルマも買うならスマートがいいな、と思います。あの小ささというのは尊敬に値すると思いますね。メルセデスのSなんてバカみたいじゃないですか、はっきり言って。

話は変わりますが、明日は天気がいいようなので、どこかに行こうと思っています。写真はできるだけ少なくして、歩く方をメインに。今の季節が一番散歩向きですからね。どこに行こうかなぁ。友人に紹介してもらったサイトを参考に、行ったことのない場所に行くのもいいな。

2002年10月30日(水)

この時期になると、来年用の手帳が欲しくなります。文房具がわりと好きですし、一応大学生なので手帳のひとつくらいは必要ですから。しかし、高校卒業の時にもらった手帳も結局は使わずじまいですし、それ以前にも買ったけど使い続けられなかったという苦い経験があるので、最近は大学がくれる手帳を使っています。それでいろいろと考えたのですが、手帳にはスケジュールが書き込めて適度にコンパクトなのが一番いいのではないか、という結論に達しました。それで今回は見開きで2週間分書き込める、薄いものを買いました。250円。安い。さて、どうなりますか。

機械式の時計が欲しいな、と思っています。何も高価なものじゃなくて、手頃な価格でシンプルなデザインのものがあれば。ちょっと目をつけているのが、MONDAINE(LINK)というメイカーの時計です。欲しいなぁ。

明日もまたゼミ発表の準備に夕方から大学に行きます。寒いので暖かい恰好をして行かないといけません。前は真剣に寒かったですからね。

2002年10月31日(木)

9月の末に、「大学が始まってすぐは散歩に行けない云々」と書きましたが、別にそんなことはなかったみたいで、今月は4回も散歩しました。これからはどんどんと寒くなって行って、夏ほどではないですが散歩しにくくなるので、ゼミ発表の準備に追われながらも今月これだけ行けたのはすごくラッキーだと思います。この時期は歩いても歩いてもほとんど疲れませんからね。ただ、晴天にはあまり(4回中の3回)恵まれませんでしたが。

散歩を始めた頃は、ひとりで知らないところを歩くだけで一種の緊張状態になってしまって、ついつい早足で有名なところだけを歩き回るだけだったのですが、最近は慣れてきて、ゆっくりといろいろなものを見ながら散歩できるようになりました。やっと「散歩が趣味です」と言えそうです。まぁ、そんなことを言う機会がいつあるのかは分からないにしても。

来月の目標としては、やはり紅葉です。高野山に行く、という話もあるのですが、どうなるのかな。まぁ、友人と行けなくても、ひとりでは行こうと思っています。